人民網日本語版 2019年6月14日(金) 11時0分
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中国国家衛生健康委員会は10日、ボランティア献血と高齢者健康事業の進展状況に関する記者会見を開いた。写真は献血バス。
中国国家衛生健康委員会は10日、ボランティア献血と高齢者健康事業の進展状況に関する記者会見を開いた。中国の献血ボランティア数は20年連続で増加傾向を呈し、1998年の時点では延べ約30万人だった献血ボランティアは、2018年には延べ約1500万人に増えた。中国新聞網が伝えた。
1998年に「献血法」が施行されて以来、中国では、わずか20年間で、ボランティア献血制度を全面的に確立し、臨床輸血用血液はすべて国民のボランティア献血で賄えるようになった。
統計データによると、1998年、全国の献血ボランティア数は延べ約30万人だったが、2018年には延べ約1500万人に達した。1998年、全国の採血総量は500万単位に届かなかったが、2018年には2500万単位まで、4倍以上増加した。
このほか、中国は、血液核酸検査の全面実施に取り組み、HIVウイルスやB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスの「抗体が検出できる」時期を短縮し、HIVなど重点伝染病の輸血による感染ルートをほぼ遮断した。
2018年末の時点で、中国全国には、血液センター32カ所、中央血液ステーション321カ所、中央血液バンク99カ所、採血所3164カ所が設置されており、中央血液ステーションを主体とし、辺境の県レベル中央血液バンクを従とする、都市・農村を網羅し、高効率に運用される血液ステーションサービス体系を確立した。
国家衛生健康委員会は、「中国はすでに、科学的管理と保障性を備え、合理的使用が実現した血液管理事業体制を完備している。中国は、世界保健機関(WHO)から、ボランティア献血・血液の品質安全・臨床輸血用血液の分野ですでに世界トップクラスに立ったと評価されている」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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