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28日、アジア開発銀行の新総裁に日本の中尾武彦前財務官が就任した。これにより、アジア開発銀行の総裁は9代連続で日本から就任することになった。
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2013年4月28日、アジア開発銀行(ADB)の新総裁に日本政府が推す中尾武彦前財務官が就任した。日本政府は日本銀行の新総裁に就いた黒田東彦(はるひこ)前総裁の後任候補として中尾氏を擁立。中国や韓国を含む67の加盟メンバーすべてが中尾氏に賛成票を投じた。環球時報が伝えた。
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日本メディアは、アジア開発銀行総裁がアジア各国に与える影響力は非常に大きいと説明。日本政府は日本の国際的な発言力を高めるため、黒田氏に続いて中尾氏の総裁就任を望んでいた。今年3月7日、アジア開発銀行が新総裁候補者の受付を開始すると、麻生太郎財務相はただちに米国のルー財務長官と電話会談を行い、中尾氏支持を要請した。
なぜアジア開発銀行の総裁は日本人が就任するのか?総裁選は67の国と地域で構成された加盟メンバーで行われるが、その投票権は各国の出資比率によって異なる。日本の出資比率は15.65%で米国に並んで最多。中国は6.46%だ。このため、歴代総裁はすべて日本人が就任している。
アジア開発銀行は1966年に米国と日本の主導の下に、アジア太平洋地域の経済成長と経済協力を目指して設立された。最大出資国は日本と米国であり、中国は過去においてアジア開発銀行の最大の被援助国だった。しかし、中国の経済発展にともない中国向けの援助項目は減少しており、現在では東南アジア諸国に援助が集中している。(翻訳・編集/本郷)
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