丸紅が船舶燃料事業でSINOPEC傘下企業と協業=背景に国際的な環境基準強化、その他

配信日時:2019年6月8日(土) 9時40分
丸紅が船舶燃料でSINOPEC傘下と協業=背景に環境規制、その他
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丸紅は中国石油化工集団傘下の中国石化燃料油銷售と、船舶燃料事業分野で協業する。背景には船舶燃料の含有硫黄量の規制強化がある。写真は中国石化燃料油銷售による、世界最大級のRO-RO船(車両の自走搭載させる運搬船)に新基準適合の燃料供給を伝える記事から。
丸紅が船舶燃料事業でSINOPEC傘下企業と協業、背景に国際的な環境規制 / 伊藤忠がCITICグループと訪日中国人向けインバウンドマーケティング事業 / ブレイクとONDeがコスメ・美容系商品などの対中越境ECで業務提携。

●丸紅が船舶燃料事業でSINOPEC傘下企業と協業=背景に国際的な環境基準強化
丸紅は、中国国有石油化学企業である中国石油化工集団(SINOPEC)の船舶燃料供給会社である中国石化燃料油銷售と5日、船舶燃料事業分野での協業に関する覚書を締結した。2019年6月7日付で発表した。

国際海事機関が策定した硫黄酸化物規制により、2020年1月以降、船舶燃料に含まれる硫黄分の上限が現行の3.5%から0.5%に引き下げられるため、規制に適合した船舶燃料(適合油)の需給が国際的に逼迫することが予想されている。世界最大級の精製能力を持つ SINOPECは2020 年1月から年間約 1000万トンの適合油を自社製油所にて生産し、同国及び第三国での安定供給に寄与していく計画だ。

丸紅は本覚書により。戦略的パートナーとして、環境に配慮した適合油の確保が課題となる邦船各社など重要取引先に対し、中国主要港で中国石化燃料油銷售の船舶燃料を安定的に供給、販売する。また、中国国内のみならずグローバルに適合油の安定供給網を構築することを目指すと同時に、 多岐にわたる事業においても協業の可能性を検討していく。

●伊藤忠がCITICグループと訪日中国人向けインバウンドマーケティング事業
伊藤忠商事は7日、中国のオンラインサービスプラットフォーム「中信優享+(CITICアプリ)」と連携し、訪日中国人向けインバウンドマーケティング事業を開始すると発表した。

CITICアプリを立ち上げたのは、中国最大のコングロマリットの中国中信集団(CITIC)。CITICは銀行、証券、信託、保険等金融サービスの他、文化とレジャー、消費、ヘルス等の小売り事業を傘下に持ち、中国国内にグループ合計で1億人を超える顧客を有する。顧客が様々なサービスをスマートフォン上で利用できるようにするため、2018年7月に中国大手SNSのWechatと大手決済プラットフォームのアリペイ内にCITICアプリを立ち上げた。

伊藤忠商事は第一弾として、CITICアプリを通じて、CITICグループの顧客が来日時に国内のファミリーマート全店で使用可能なクーポンを配布する。ユーザーのサービス利用状況を分析し、ユーザーの消費動向を予測したうえで効果的に配布する。今後、百貨店、商業施設、外食店舗等、様々な国内小売店との提携を進めると同時に、訪日関連メディアとの協業やCITICグループとの連携を深化させ、顧客のインバウンド向け販促施策をさらにサポートしていく。

●ブレイクとONDeがコスメ・美容系商品などの対中越境ECで業務提携
フォーサイドは7日、連結子会社の株式会社ブレイクがONDe(オンド)と、中華圏及びアジア圏に向けた越境EC事業の取り組みを開始するために包括的な業務提携契約を締結したと発表した。

ブレイクは香港証券取引所へ新規上場の申請準備を行っており、香港を拠点とする100%子会社のBREAK ASIAを中心に中華圏での事業拡大を推進しいる。さらに中国物流大手「順豊エクスプレス」傘下でコスメや美容系商品などを輸入販売するEC事業を手掛ける上海牽趣網絡科技と業務提携契約を締結し、中華圏向け越境EC事業の早期開始を目指して打ち合わせを重ねてきた。

一方のオンドは2006年の設立で、広告代理店事業からメディア事業、SEO事業と業績を伸ばし、11年8月には、100%子会社としてフォーシーズを設立し、美容コスメに特化した商品開発・販売を進めてきた。(翻訳・編集/如月隼人)
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