5G商用化の営業許可証発行、ファーウェイは全力支援―中国

人民網日本語版    2019年6月7日(金) 20時20分

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中国工業・情報化部は6日、中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電の各社に5G商用化の営業許可証を発行した。写真はファーウェイ。

中国工業・情報化部は6日、中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電の各社に5G商用化の営業許可証を発行した。中国青年報が伝えた。

2016年5月5日、同部は中国広播電視網絡有限公司(中国広電)に「基礎電気通信業務経営許可証」を発行し、同公司が全国規模でインターネットの国内データ伝送業務、国内通信設備サービス業務を運営することを認可した。これはつまり、中国広電が中国移動、中国電信、中国聯通に次ぐ4番目の基礎的電気通信業務を提供する通信キャリアになったことを意味する。

■中国は5G商用化元年に突入

当面、世界の5Gは商用化する重要な時期に差し掛かっている。

中国5G産業は独自革新と開放協力の結びつきを堅持し、競争上の優位性を確立した。5G標準は世界の産業界が共同で参画・制定した統一的国際標準であり、中国が声明した標準必須特許の割合は30%以上を占める。

技術の実証実験の段階では、ノキアエリクソン、クアルコム、インテルなど多くの海外企業が深く関わり、各方面の共同の努力の下、中国の5Gには商用化の基礎が備わった。

中国はこれまでと同じように中国内外の企業が中国の5Gのネットワーク建設と応用・普及推進に積極的に参加し、中国5Gの発展の成果をともに共有することを歓迎する。

ファーウェイは中国プロバイダーの5G建設を全力で支援

華為技術(ファーウェイ)はこのほど公式微博(ウェイボー)でコメントを発表し、「中国のプロバイダーによる中国の5G建設を全力で支援する」と述べた。

同コメントによると、「ファーウェイはエンドツーエンドの全面的で先進的な5G能力によって中国のプロバイダーの5G建設を全力で支援する。遠くない将来、中国の5Gが世界をリードすると確信する」という。

ファーウェイは2009年に5G研究をスタートし、これまで技術と製品の開発に20億ドル(約313億円)を投入し、今ではチップや製品からシステムネットワーキングまで、全面的でトップレベルの5G能力を備え、世界で唯一、エンドツーエンドの5G商用化ソリューションを提供できる通信企業でもある。

ファーウェイはこれまでに3GPP(通信方式の仕様の標準化プロジェクト)に提出した5G標準は1万8000件に上り、標準の提案件数と採用件数は世界トップだ。ESTI(標準機関)に提出した声明の5G基本特許は2570件で、業界1位をキープし、主導する極海コード(ポーラーコード)、上下分離、大規模アンテナ、新型ネットワークの枠組などのカギとなる技術は5G国際標準の重要な構成要素になっている。

これと同時に、ファーウェイは全シリーズにわたる業界トップクラスの独自開発チップの大規模商用化を実現しており、世界初の5G基地局向けチップセット「天罡」、5G端末ベースバンドチップ「巴竜」、ターミナルプロセッサーのチップ「麒麟980」などがある。

世界の5G商用化の歩みの中で、ファーウェイは先頭を走っている。18年2月のモバイル通信関連の展示会「モバイル・ワールド・コングレス」開催期間中、ファーウェイは世界で初めて5G通話を実現するとともに、世界初の5G端末を打ち出した。現在、ファーウェイは世界30カ国で5G商用化の契約を46件結び、5G基地局の出荷量は10万カ所を越えて世界一だ。

昨年4月の報告では、ファーウェイは中国の40数都市および3大通信キャリアとともに5Gの一定規模の商用化実証実験を行い、これには都市エリア、屋内、高速道路、地下鉄などさまざまシーンでの実測が含まれ、いずれも商用化の標準に達した。

中国の通信キャリアは現在、ユーザーの規模、ネットワークの能力、全体的な収入などの面でいずれも世界トップクラスだ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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