人民網日本語版 2019年6月7日(金) 13時10分
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中国は北京時間5日12時6分に黄海海域で、「長征11号」ロケットを使い、技術試験衛星「補風1号A」「補風1号B」及び商業衛星5基を無事に予定の軌道に打ち上げ、試験は成功した。中国が海上でロケット打ち上げ技術を試験するのは今回が初。
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中国は北京時間5日12時6分に黄海海域で、「長征11号」ロケットを使い、技術試験衛星「補風1号A」「補風1号B」及び商業衛星5基を無事に予定の軌道に打ち上げ、試験は成功した。中国が海上でロケット打ち上げ技術を試験するのは今回が初。科技日報が伝えた。
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■広い陸地を使わず海から打ち上げるのはなぜ?
人々は通常、ロケット打ち上げと海を結びつけることができない。「長征11号」ロケット副総指揮の金●氏(ジン・シン、●は品の口が金)によると、通常の陸地からの打ち上げと比べると、海上打ち上げには大きなメリットがあるという。
落下エリアの安全は、内陸部からの打ち上げで考えなければならない重要な要素だ。打ち上げ前にはブースター、第1段、カウリングなどが落下するエリアの人々を避難させ、地上の人々の安全を保証しなければならない。また落下エリアの選択は、打ち上げ軌道の設定を制限し、ロケットの積載能力にも影響を及ぼす。海上を航行すれば人口密集地から遠く離れ、打ち上げ場所と落下エリアを柔軟に選択し、安全問題を解消できる。
赤道付近で衛星を打ち上げることで、姿勢調節と軌道変更の燃料を節約でき、さらに地球の自転を最大限に利用しロケットの力を節約できる。しかし中国の最も南寄りの文昌衛星発射センター(海南省)であっても、北緯19度に位置する。海上打ち上げで中国の傾斜角0−19度の打ち上げ能力の空白を埋め、傾斜角が異なる各種衛星の打ち上げの需要を満たすことができる。また「一帯一路」(the Belt and Road)諸国に貢献し、中国宇宙事業の海外進出を効果的に促進できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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