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中国国務院新聞弁公室は2日、「中米経済貿易協議に関する中国側の立場」白書を発表した。
中国国務院新聞弁公室は2日、「中米経済貿易協議に関する中国側の立場」白書を発表した。白書には米中経済貿易協議に対する中国の基本的姿勢を明らかにする7つの言葉がある。中国新聞社が伝えた。
■「中国は貿易戦争を望まないが、恐れてもおらず、必要時には戦わざるを得ない。この姿勢に変更はない」
経済貿易問題をめぐる両国間の溝や摩擦について、中国は協力の方法で解決し、互恵・ウィンウィンの合意形成を推し進めることを望んでいる。だが協力には原則があり、協議には譲れぬ一線がある。重大な原則問題において中国は決して譲歩しない。
■「中傷、土台崩し、最大限の圧力といった手段で合意に達することを企てては、双方間の協力関係を破壊し、歴史的チャンスを逸することになるだけだ」
協議で「後退した」との米国の対中非難は全くナンセンスだ。米政府は過去10数回の交渉で要求を変え続けており、「後退した」との恣意的な対中非難は無責任だ。
■「双方が合意するうえでの前提条件は米国が全ての追加関税を撤廃することであり、購入は実際の状況に合致する必要がある。同時に、均衡ある、双方の共通利益にかなう合意文書を確保する必要がある」
経済貿易合意は平等で互恵的なものでなければならない。中国の核心的利益に関わる重大な原則問題では決して譲歩しない。
■「一方がもう一方に無理強いして交渉を行う、または交渉結果が一方のみを利するものであるなら、そのような交渉が成功することはない」
協議は互いに尊重し合う、平等で互恵的なものである必要がある。平等互恵とは協議における双方の地位が平等であり、協議の成果が互恵的であり、最終的な合意がウィンウィンであるということだ。
■「協議には双方の相互理解と共同努力が必要だ」
双方が協議の過程に共に善意をもって臨み、相手国の立場を十分に理解して初めて、協議の成功に向けた良好な環境づくりができる。さもなくば長期的に有効な合意の基礎を形成することはできず、持続可能な合意、実行可能な合意に達するのは困難だ。
■「重大な原則問題において、中国は決して譲歩しない」
どの国にも自らの原則がある。協議において一国の主権と尊厳は尊重されなければならず、双方間の合意は平等で互恵的なものであるべきだ。重大な原則問題において、中国は決して譲歩しない。
■「交渉の扉は開けているが、争いを望むのであれば、戦うことも辞さない覚悟だ」
中国は関税措置ではなく対話による問題解決を望んでいる。中国国民の利益のため、米国民の利益のため、全世界の人々の利益のため、中国は理性的に対処するが、いかなる圧力も恐れることはなく、いかなる挑戦も迎え撃つ準備が整っている。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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