Record China

ヘッドライン:

レアアース、制限されれば米国に即時解決策はない―中国メディア

配信日時:2019年6月4日(火) 8時20分
拡大
3日、参考消息網は海外メディアの記事を引用し、「レアアースの供給を中国が制限すれば、米国は短期間では解決策を見いだせない。米国内でのレアアース精錬・加工にはある程度時間が必要」と伝えた。資料写真。

2019年6月3日、参考消息網は海外メディアの記事を引用し、「レアアースの供給を中国が制限すれば、米国は短期間では解決策を見いだせない。米国内でのレアアース精錬・加工にはある程度時間が必要」と伝えた。

ロイター通信は5月31日付で、米国はレアアース輸入の80%を中国に頼っていることを説明。その理由は、中国のレアアース精錬加工技術はトップレベルであるからだとしている。記事によると、米国のレアアース加工工場建設計画は初期段階にあり、現在、少なくとも3社の米国企業がレアアース加工工場を建設中、または計画中だ。関係者によると、そのうちの1社であるカリフォルニア州マウンテン・パスの加工工場は来年の操業開始予定で、実現すれば米国で唯一操業するレアアース加工工場となる見通しだ。

ブルームバーグが31日付で報じたところによると、米国唯一のレアアース生産業者はMPマテリアルズだ。その大株主であるJHLキャピタル・グループのCEOは、MPマテリアルズが米国の供給の穴を埋めるには「ある程度時間が必要。アジアのサプライチェーンは非常に複雑で、『われわれがレアアースを生産できるかどうか』というテーマよりも難しい問題」と話しているという。

また、ブルームバーグは自社のアナリストが「もしレアアースの供給に制限が設けられたら、短期間で実行可能な選択肢はない」と指摘したことを伝えている。

ロイター通信社はその他2社の状況について伝えた。テキサス州拠点の化学製品企業ブルーライン・コープとオーストラリアのレアアース生産大手ライナスは共同で、レアアース処理プラントを建設することで合意。しかし、ブルーライン・コープのCEOはこの案件のコストについては公表しておらず、また、どの程度の加工能力を有するかも明確にしていない。ただ、処理プラントの完成には少なくとも3年はかかるとの見方を示しているという。

また、テキサス・ミネラル・リソーシズはテキサス州西部でレアアース鉱床の開発を計画しているという。開発コストは3億ドル(約324億円)を超えるとされている。記事によると、年間約730万トンの鉱石を採掘し、併設する加工施設でレアアース年間約3325トンを生産する考え。操業は早くても22年になるもようだ。(翻訳・編集/和田)

【アジア食品のネットサイトがオープン】
中華圏、韓国などのアジア食材が手軽に入手できます!
サイトはこちら

【コラムニスト募集】
中国や韓国の専門知識を生かしませんか?レコードチャイナではコラムニストを募集しています。どしどしご応募ください!応募はこちら

関連記事

【CRI時評】中国の対抗措置、口に出したことは必ず実行

 中国商務部は5月31日、中国は自国の関連法に基づき、「信頼できないエンティティー・リスト(実体リスト)」制度を設立すると発表した。市場ルールを順守せず、契約精神から逸脱し、ビジネス以外の目的で中国企業に対する封じ込め商品供給の停止を実施することで中国企業の正当な権益に重大な損害...

CRI online
2019年5月31日 23時10分
続きを読む

中国がレアアース輸出規制を示唆、米メディアの反応は?―中国紙

29日、中国が貿易戦争をめぐる米国への対抗手段としてレアアースを利用するとの観測が出ていることについて、中国当局の高官がこのほどコメントを発表した。これについて、米メディアはどんな反応を示しているのだろうか。写真は中国国内のレアアース採掘場。

Record China
2019年5月30日 19時10分
続きを読む

ランキング