日本に定住し就業する在日中国人、ある2人の女性の生活ぶり―華字紙

Record China    2019年9月17日(火) 5時40分

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13日、日本新華僑報は日本で就業する在日中国人2人について取材した記事を掲載した。

2019年9月13日、日本新華僑報は日本で就業する在日中国人2人について取材した記事を掲載した。

安倍首相は今月、日本で生活する外国人を含むすべての納税者の子どもの3歳から5歳までの保育園、幼稚園料を無償化することを宣言。記事は「日本を移住先として選択する可能性が高くなった」としている。

次に、「しかし日本は移民国家ではなく、今後も移民国家にはならないという態度でいる。しかし『移民』の定義はある国や地域から別の国、地域へ移動し長期的に生活すること、現地で経済活動を行うことだ。日本に定住し長期にわたり仕事をしている人はいわゆる『移民』だ」と論じ、日本に定住する女性2人の在日中国人の生活について紹介した。

一人目は今年東京晴海にマンションを購入したという王禕(ワン・イー)さん。2012年に来日し、日本で働いて6年になる。一般的に、中国人は来日して日本語学校に入り、大学や大学院へ進む。学習期間は2年から10数年だというが、王禕さんは来日後たった1年で就職した。日本語学校で1年間学んだだけで日本語検定1級に合格し、現在はホテルで管理職として働いている。王禕さんは「出張でさまざまな都市に行った。時間があれば長崎や兵庫に足を運んでいる。仕事では自分の力を発揮することができ、自分自身が認められたと感じている。女性でもこんなに活躍できるのだと充実している」と語った。

記事は「北京、上海深センなどでは若者が6年働いてもマンションは買えないが、日本なら自分の力でマンションが買える」と伝えている。

二人目は同じホテルで働く王亜諾(ワン・ヤーヌオ)さん。中国の大学で日本語を学び、来日後に日本語学校で1年半学んだ後就職。もともと大学院への進学を考えていたが、語学学校で学ぶ間にアルバイトも経験し、自身の人生をしっかり見据えるようになった。「自分は好奇心旺盛ではあるが、これといって極めたい分野はなかった。しっかり考えた後で就職を決めた」と答えている。

記事は「来日目的は人それぞれ。勉強だけがすべてではなく、自分がどう生活するのかを見つけて幸せになることもできる。無理やり勉強を続けても時間を無駄にしてしまう可能性が高い」としている。

23歳の王亜諾さんは日本語、中国語を操って重要な業務を担っており、王禕さん同様自分自身が「認められた」と感じている。プライベートでは季節ごとのイベントを楽しみ、積極的に日本社会に溶け込んでいるという。

記事は最後に、王亜諾さんが「出国前にはトラブル防止のためしっかり語学学校と連絡を取り合ってほしい。盲目的に仲介業者に任せてお金をだまし取られたりひどい学校に入れられたりするケースも聞く」と注意を促したことを伝えた。(翻訳・編集/和田)

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