外国人富裕層の好みはオリジナルなカスタムメイド中国旅行、「パンダ連れて帰りたい」と話した王室メンバーも―中国メディア

人民網日本語版    2019年6月3日(月) 8時30分

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中国の超富裕層は続々と海外旅行に出かけている一方、裕福な外国人観光客はその反対の行動を取っている。写真は万里の長城。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国の超富裕層は続々と海外旅行に出かけている一方、裕福な外国人観光客はその反対の行動を取っている。ラグジュアリートラベルを専門に取り扱う業者は、好機到来とばかりに、万里の長城での食事やプライベートジェットでの送迎、カンフーショーの観覧など、さまざまなカスタムメイド観光メニューを打ち出している。環球時報が伝えた。

国連世界観光機関(UNWTO)が発表した「ツーリズム・ハイライト(2018年)」によると、中国はすでに世界で海外観光者が4番目に多い観光目的地となっている。国際市場調査会社のユーロモニター・インターナショナルは、中国は2030年にフランスを抜き、世界でトップの観光目的地になると予測している。

北京のある旅行会社のキーンリサイド氏は、「中国が受け継いできた言葉や文字では表せないグルメと文化、それに加えて日本と匹敵する高速鉄道網など、これらすべてによって中国は絶好の観光目的地となっている」と語った。中国は2017年にすでに世界最大のラグジュアリーホテル市場となっており、世界市場におけるシェアは18.58%に達している。

もう一社のラグジュアリー旅行会社の共同起業者である魯賓氏の顧客には、映画「ゴッドファーザー」の監督であるフランシス・コッポラや女優のナタリー・ポートマン、ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクファイン会長など、多くの西洋人セレブがいる。キーンリサイド氏は、北京で歌手のケイティ・ペリーと映画スターのジョニー・デップを案内した時のことを振り返り、「ケイティは万里の長城の上で180度開脚をしてみせた。デップは北京の有名な798芸術区が気に入っていた」と語った。

魯賓氏は、一部の顧客の中国旅行は驚くほど「大衆密着型」だと言う。サウジアラビアのある王子の中国旅行を振り返り、「われわれはもともと黒塗りのベンツのハイグレード車30台からなる車列を準備していたが、王子とその御供たちはまっすぐに観光バスに乗り込んだ」と語った。

魯賓氏の同僚でトラベルデザイナーのオレラナ氏は、「奇抜な」要求をする顧客に会うこともよくあると語り、「時には、顧客の母国の駐中国大使館に頼むように言うことくらいしかできないこともある」と述べた。オレラナ氏は、「例えば、中国の総理との会見を望む顧客もいたし、パンダ繁殖研究センターを見学した際にパンダを1頭家に連れて帰りたいと言い張った王室メンバーもいた」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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