高速鉄道のテーブルが突然倒れて子どもが大やけど、耐荷重10キロなのに2.5キロで倒れるも鉄道会社は「親の監督責任」と主張―中国

Record China    2019年5月30日(木) 17時50分

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環球時報が28日に伝えたところによると、高速鉄道の車内でカップ麺を食べていた9歳の児童が、備え付けのテーブルが急に倒れたことで太ももに大やけどを負った事故について、鉄道会社は「責任は親にある」との認識を示した。

環球時報が28日に伝えたところによると、高速鉄道の車内でカップ麺を食べていた9歳の児童が、備え付けのテーブルが急に倒れたことで太ももに大やけどを負った事故について、鉄道会社は「責任は親にある」との認識を示した。

報道によると、呉(ウー)さんはメーデー連休中の5月3日に、9歳の子どもを連れて高速鉄道G7460便に乗車した。座ったのは1列目で、呉さんの子どもは壁に備え付けてあったテーブルを出してカップ麺を食べていた。すると突然、テーブルが下に倒れて、スープが子どもの太ももにかかった。子どもは病院に運ばれたが、重度のやけどを負ったという。

テーブルの耐荷重は最大「10キロ」とされていたが、後に検証した結果、2.5キロほどで倒れることが発覚。しかし、鉄道会社は非を認めておらず、呉さんは「設備が壊れていたということ。にもかかわらず、何も知らせられずに、こうした深刻な結果を招いた。鉄道部門はそれなりの態度を示すべき」と語った。

一方、鉄道会社の担当者は、「母親が子どもをしっかりと監督していなかったから起きた事故」と主張。「テーブルがカップ麺一つで倒れることなどありえない。子どもが乗りかかったのだろう」とし、「人道的な配慮」から治療費の20%を負担するとしたが、それ以上の賠償には応じない姿勢を示している。

この騒動に、一部のネットユーザーのからは「親の監督責任だ」「子どもってのはしょっちゅうテーブルに乗っかるからな」などと指摘する声が上がったが、「耐荷重10キロって書いてあるのに2.5キロで倒れた。これで親の責任?」「設備の不具合を親のせいにするとは」「どう考えてもテーブルの品質の問題だろう」といったコメントの方に多くの共感が集まっている。

なお、弁護士は本件について「これまでに確認されている証拠を基にすると、乗客が10キロの荷物をテーブルに置いていない状況でもテーブルは倒れている。この点から、鉄道会社が責任を果たしているとは言えない。同社に全く責任がないと言うことはできない」と指摘。同社が賠償の支払いに応じなければ、訴訟を起こすこともできるとしている。(翻訳・編集/北田

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