追い出された北朝鮮=「城壁意識」と中朝関係の変化―韓国紙

Record China    2013年4月22日(月) 7時30分

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18日、韓国紙・朝鮮日報は記事「“中国城”の外に出された北朝鮮」を掲載した。中国人の「城壁意識」と、その城壁意識から排除された北朝鮮について取り上げている。写真は中朝国境に近い北朝鮮・清州里。

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2013年4月18日、韓国紙・朝鮮日報は記事「“中国城”の外に出された北朝鮮」を掲載した。

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昨年、北京大学で研修を受ける機会に恵まれた。その際、ある中国人教授に「もし一言で中国人の特徴を言い表すならばなんでしょう?」と質問した。質問した翌日、その教授は熟慮を経て、「城壁意識だ」と回答した。万里の長城が有名だが、現代中国にはいたるところに“城壁”を見かける。マンションは敷地の周りをぐるりと壁を張り巡らしているし、高級なマンションほどその壁は高い。北京大学もキャンパスを取り囲むように壁がある。

中国人は壁で守られて初めて安心を感じる「城壁意識」を持っているという。そして同じ城壁の中に住む人を身内ととらえ、強力なコネクションを結んでいく。中国人は身内には親切だが、見知らぬ人にはかぎりなく冷淡なのは、この「城壁意識」のためだという。

こうした「城壁意識」は中朝関係にも当てはまる。中国人は北朝鮮を同じ城壁の中に住む身内と考えてきた。しかし今、この意識に変化が生まれている。朝鮮戦争をじかに体験した人は別として、一般の中国人の多くは北朝鮮を城壁の外に住む他人と見なすようになってきた。

もちろんこうした意識の変化がすぐに中朝関係に反映されるわけではない。ただし中国人が城壁の外に住む他人に対して、かぎりなく冷淡であることは覚えておくべきだろう。(翻訳・編集/KT)

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