2013年4月20日、網易はロンドン男子水泳2冠の孫楊（スン・ヤン）選手にコーチが暴力を振るったと報じた。

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ロンドン五輪男子400メートル自由形、1500メートル自由形で金メダル、男子200メートル自由形で銀、男子4×200メートル・フリーリレーで銅メダルを獲得した中国の孫楊（スン・ヤン）選手。まだ21歳の俊英は中国水泳界を代表する大スターとなった。

しかし今年1月、孫選手と朱志根（ジュー・ジーゲン）コーチとの不協和音が伝えられた。恋愛やビジネス活動にうつつを抜かし訓練に身が入っていないと朱コーチが激怒。楊選手もコーチを換えるとまで発言した。今年3月になってようやく和解し、抱き合う2人の姿は美談として伝えられた。

ところが4月15日、2人は再び衝突した。発端は楊選手のスポンサー。これまでもたびたび練習用プールにまで入り込んでいたのだが、朱コーチは練習の邪魔だとおかんむり。15日、我慢できず出て行くように言った。しかしスポンサーの男性が反論、激怒した朱コーチはストップウォッチをその男性に叩きつけた。

これを見ていた楊選手も朱コーチを批判。コーチはストップウォッチで楊選手をはたき、まだプールの中にいた楊選手は水をかけて応戦した。さらにこの戦いに加わってきたスポンサーの男性に朱コーチはパンチを食らわせた。

大変な騒ぎとなり、警察が呼ばれる事態となっている。楊選手が所属する浙江省代表チームは2人を和解させようと働きかけているが、現時点では和解声明は発表されていない。朱コーチは楊選手がこれ以上非礼な行為を続けるならば、もう相手しないと他の選手に告げたという。（翻訳・編集/KT）