2013年4月18日、英BBC中国語サイトは、アイスランドのヨハンナ・シグルザルドッティル首相が同性のパートナーを伴って中国を訪問したことが国内で広く報道され、中国の同性愛者に希望をもたらしたとする記事を掲載した。

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中国の古典文学には同性愛を題材とするものも少なくなく、現在も同性愛は違法ではないものの、数十年にわたる共産主義制度のもとでタブーとなっている。

しかし今回、中国国営・中央テレビは夜のニュース番組で珍しく、シグルザルドッティル首相とパートナーが李克強（リー・カーチアン）首相の歓迎を受ける場面を放送した。

広東省広州市のある同性愛問題の活動家は、「同性愛者の首相カップルの訪中は中国に難題を突きつけた。皆が中国の政府系メディアがどう報道するかに注目するし、少なくとも当局は同性愛が存在する現実を認めなければならないからだ」と語った。

中国の多くの大都市には同性愛者の出会いの場などがあるが、自分が同性愛者だとオープンにする人は少ない。（翻訳・編集/KU）