日中合同成人式、「着物の方が断然キレイ」と不満の声が殺到―中国版ツイッター

Record China    2013年4月16日(火) 10時28分

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14日、中国・上海市で日本人留学生と中国人学生による合同成人式が行われた。およそ200人の学生がそれぞれの民族衣装である和服や漢服などを身に着けて参加した。写真は漢服。

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2013年4月14日、中国・上海市で日本人留学生と中国人学生による合同成人式が行われた。およそ200人の学生がそれぞれの民族衣装である和服漢服などを身に着けて参加。この「日中友好成人儀式」は、尖閣問題によって悪化した日中関係改善への願いを込めたものだと日本メディアは報じている。

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日本人留学生が身につけているのは、日本の成人式でよく見られる振り袖姿。対して、多くの中国人学生が身につけていた漢服というのは、中国(漢民族)の正式な民族衣装。多くの人がイメージするチャイナドレス(満州族の正装)とは異なり、正面であわせる衣装を帯で締める形式だ。これは唐代のころに日本へ渡り、和服の原型にもなったと言われるものである。

しかし、報道を見た中国の多くの人々がこの衣装の“日中格差”に怒りと不満を感じたようだ。多数の人は「和服の方がずっと美しい」「漢服のほうが見劣りする」と感じ、いたくプライドを傷つけられたようである。その理由のひとつには、日本人の着ていた振袖が晴れ着であるのに対し、中国人の着ていた漢服がきちんとした礼装ではなく平服だったからというのがあるようだ。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトには、以下のような意見が寄せられた。

「漢服惨敗」

「和服が完勝、漢服はゴミ」

「漢服のきこなしが最悪。髪もセットしないわ、メイクもしてないわ。恥さらし」

「漢服最悪。どこの能無しが和服の隣りに堂々と座れるんだ」

「和服って彼女たちにとってハレの日に着るものだから、それなりにきちんと扱うものだよね。漢服を着ているお嬢さんたちにとっては、漢服は『一度来たらポイ』の布きれのようだ」

「和服の色づかいはすばらしいね。それに比べて漢服は…あーあ」

「これ、明らかに高級な和服と質の悪い漢服が並んでいるよね。それに漢服文化って300年も断絶していて、最近になって復興したものだから、伝統をずっと受け継いでいる和服と比べるのは酷だよね」(※満州族が支配した清朝(1644〜1912年)はいわゆる“チャイナドレス”が民族服だった)

「日本のお嬢さんたちが着ているのは、唐代に中国から伝わった衣装に改良を加えたもの。それにふさわしいお化粧や髪形が生まれて、とても調和がとれている。中国のお嬢さんたちが着ているのは、いわゆる漢服の中の、どこの時代のものかもわからない『平服』だ。ろくにお化粧もせず、全体のバランスというものを考えていない。ひと目見ればすぐに付け焼刃とわかる」

「日本の学生は伝統というものをきちんと継承し、理解したうえで和服を着用している。髪型、化粧、しぐさに至るまでが行き届いている。それに比べ、中国の学生の漢服は完全にその場限りのお遊び。みすぼらしいよ」

「友人が参加したんだけど、実際は和服を着ている中国人もたくさんいたんだって。だって、会場でレンタルして着つけてくれるんだもの」

「チャイナドレスを着ればよかったのに。これでは見劣りするよ」

「おい、ご先祖様までおとしめるなよ。チャイナドレスは騎馬民族の衣装を改良したものだ。その発祥は近代の上海だよ」

「だからね、我々の民族は危険なんだよ。すでに多くの伝統文化を失っている。伝統的な道徳もね。そのくせ、変な民族主義がおかしな中華文化を持ち上げている。むしろ、日本に正当な中華文化が残っているケースすらあるんだ」(翻訳・編集/愛玉)

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