2013年4月14日、香港の人気俳優ケビン・チェン（鄭嘉穎）が中国・天津市で、ディオール主催の発表会に登場した。北方網が伝えた。

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2011年に中華圏全体で大ヒットした時代劇「宮廷女官 若曦（ジャクギ）」などで知られる香港の人気俳優。同作では温厚で大人の魅力を漂わせる第8皇子を演じ、女性たちのハートをわしづかみにした。14日、ディオールの発表会に出席したケビンだが、天津市を訪れるのはこれが初めて。それだけに、彼のナマ姿を見ようと女性ファンが殺到した。

もともとは1993年に歌手としてデビュー。今年でデビューから20年目を迎える。これを記念して、今年は16年ぶりのアルバムをリリース予定だ。ケビンによると、現在6曲の収録を終えたが、時間がないので急きょフルアルバムからミニアルバムに変更することに。リリースは今夏以降になるという。

香港や中国では近年、ブルース・リーの師匠だったイップ・マン（葉問）を描く作品が続々と制作されている。発端は、アクションスターのドニー・イェン（甄子丹）が主演する映画「イップ・マン 序章（08年）」だ。ケビンも中国ドラマ「葉問」に主演し、イップ・マン役に挑戦。その人間像にスポットを当てたヒューマンドラマで、現在は中国の大手地方局がこぞって放送中。いずれも高視聴率を獲得している。「香港ドラマ界の視聴率キング」と呼ばれるケビンだけに、中国でもその実力を証明しているようだ。（翻訳・編集/Mathilda）