元国連安保理議長「世界最大の脅威は中国ではなく米国から来ている」―中国メディア

Record China    2019年5月23日(木) 8時40分

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21日、中国メディアの参考消息網によると、シンガポール出身の元外交官で、国連安全保障理事会の議長も経験したキショール・マブバニ氏はこのほど、「世界で最大の脅威は中国ではなく米国から来ている」との認識を示した。資料写真。

2019年5月21日、中国メディアの参考消息網によると、シンガポール出身の元外交官で、国連安全保障理事会の議長も経験したキショール・マブバニ氏はこのほど、カナダ紙グローブ・アンド・メールとのインタビューで、「世界で最大の脅威は中国ではなく米国から来ている」との認識を示した。

記事によると、マブバニ氏は「われわれが知っているように、世界は終わりに近づいている。少なくとも一つの経済指標が示しているように、米国は、購買力平価換算の国内総生産(GDP)で中国に追い抜かれた2014年に、ナンバーワンの経済大国ではなくなっている。中国経済が台頭するにつれて、西側の影響力は弱まっている」とした。

そして「私たちは世界史の変曲点にいる。だが心配する必要はない。中国人は基本的に、世界を引き継ぐという願望を持っていない」「中国の影響力は間違いなく世界に広がるだろう。私は、中国人は強大になればなるほどより尊敬の念を持って扱われることを望むようになると考えている」などとし、中国の台頭について、西側諸国の一般的な認識に比べてより肯定的な見方を示した。

さらに「私は実際に、われわれが1945年に始まった多国間のルールに基づいた秩序を維持できると望んでいる。しかし現在危険なのは、それが崩壊する可能性があるということだ。そして問題なのは、最大の脅威がどこから来るのかだ。中国から来ているのか、それとも米国から来ているのか」とし、「現在のところ、多国間秩序に最も公然かつ率直に反対しているのがトランプ政権だ」とした。(翻訳・編集/柳川)

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