北朝鮮は中国のかわいい「問題児」、幹部の交流も盛ん―米紙

Record China    2013年4月15日(月) 9時20分

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10日、米紙ロサンゼルス・タイムズは「北朝鮮、中国の問題児」と題した記事を掲載した。写真は中国国境からみた北朝鮮。

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2013年4月10日、米紙ロサンゼルス・タイムズは「北朝鮮、中国の問題児」と題した記事を掲載した。以下はその要約。

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中国は世界で唯一の北朝鮮の盟友だといえよう。しかし、中国と北朝鮮の間には多くの矛盾が存在する。最近では北京の党中央学校の機関誌編集者が「中国当局は北朝鮮との同盟を放棄すべきだ」との主張を発表したところ、48時間以内に解雇された。

北京外国語大学メディア系のある教授は「北朝鮮はとても敏感なテーマだ。かつては北朝鮮に対する反対的な意見を発表することは不可能だった。だが、最近では北朝鮮に関するタブーが無くなりつつある。北朝鮮への支持も減った。さんざん面倒をかけてくる国を兄弟と呼び続けることは難しい」と話す。ハーバード大学ベルファー科学・国際関係研究センターの研究員は「中国の北朝鮮への態度は、悪ぶっているかわいい子供に接しているかのようだ」と指摘する。

朝鮮戦争から現在まで、中国大陸の指導者は何人も替わったが、北京と平壌の関係は常に密接だった。今の李克強(リー・カーチアン)首相や張徳江(ジャン・ダージアン)全国人民代表大会常務委員議長も、北朝鮮と一定の関係を保っている。中国共産党の北朝鮮労働党との直接的な接触は、劉洪才(リウ・ホンツァイ)駐北朝鮮中国大使が北朝鮮高官の活動の場に頻繁に姿を現していることからも見てとれる。

政府と党の組織構成上、北朝鮮は中国の子供のようなものだ。だが、一部の中国人は北朝鮮の純粋な共産主義を羨望の眼差しで見ている。英クイーンズ大学のアジア専門家、アダム・カスカート氏も「北朝鮮の純粋さと比較して、中国の共産主義は緩くなるばかりだと考えている人々もいる」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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