死後10年目のアニタ・ムイ、終わらぬ遺産騒動=追悼行事の資金ゼロ―香港

Record China    2013年4月15日(月) 15時0分

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13日、香港のトップスターだった女性歌手アニタ・ムイの10年目の命日を前に、追悼行事を開催する資金がないことを実兄が語った。写真はアニタ・ムイ。

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2013年4月13日、香港のトップスターだった女性歌手アニタ・ムイ(梅艶芳)の10年目の命日を前に、追悼行事を開催する資金がないことを実兄が語った。星島日報が伝えた。

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歌手兼女優として絶大な人気を集め、香港芸能界のアネゴ的存在だったアニタ・ムイ。03年12月30日に、子宮頸がんのため40歳の若さでこの世を去った。今年は彼女の死去から10年目の節目を迎えるが、実兄の梅啓明さんが資金がなく追悼行事を開催できない状況を香港メディアに語った。

遺産をめぐり親族間でトラブルが発生するのを恐れ、アニタは基金を設立し、その中から母親の覃美金さんに毎月の生活費を渡すよう遺書の中に明記している。しかし、これを不服とした覃美金さんおよび梅啓明さんは04年、遺産全額を相続する権利があると主張して裁判を起こした。同裁判は11年5月に上告を棄却され、敗訴が確定。しかし覃美金さん側では、徹底的に戦う姿勢を崩していない。

13日、香港メディアのインタビューに応じた梅啓明さんによると、基金がすでに9カ月も生活費を支給してくれず、貧困に陥っているという。さらに基金側が、覃美金さん所有の不動産物件を売却するよう強硬に迫っているため、これに対抗するため裁判の準備を進めていると明かした。こういった金銭的なトラブルが続いているため、アニタの追悼行事については、資金がなく開催できないと語っている。

今月はじめ、同じく10年目の命日を迎えた俳優レスリー・チャン(張国栄)の追悼行事が、香港各地で盛大に行われたばかり。これに比べて、死後10年を経てもゴタゴタから抜け出せないアニタについて、ファンの間からも嘆きの声が高まっている。(翻訳・編集/Mathilda

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