カップル成立までの平均お見合い回数5回、20代前半の若者は「恋人いない歴」2年以上

人民網日本語版    2019年5月22日(水) 22時20分

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中国語の「520」の発音が「アイラブユー」を意味する中国語の発音と似ていることから恋人たちの記念日の一つとなっている5月20日に婚活サイト「珍愛網」は「2019年Q1独身者調査報告」を発表した。

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中国語の「520」の発音が「アイラブユー」を意味する中国語の発音と似ていることから恋人たちの記念日の一つとなっている5月20日に婚活サイト「珍愛網」は「2019年Q1独身者調査報告」を発表した。報告では、独身者の恋愛・結婚をめぐりキーポイントとなる数字を分析し、そのデータの背後にある最新恋愛・結婚トレンドを洞察している。北京青年報が伝えた。

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調査によると、独身男女が初めてお見合いをする年齢は23歳未満で、「95後(1995-2000年生まれ)」の約半数はお見合いの経験があった。カップル成立までのお見合いの回数は平均5回。「90後(1990-2000年生まれ)」の恋愛歴は2回未満となっており、「95後」の「恋人いない歴」は平均2年を上回り、意中の人にアプローチするのに最適な期間は2カ月だった。また結婚したカップルが離婚の危機に見舞われやすい時期は7年目から2年目に早まっている。そして独身男女の過半数が、「貯金は3万元(1元は約1 5.96円)未満」だった。

お見合い:初めてのお見合いは23歳までに

カップル成立までのお見合い回数は平均5回

中国では独身者の人口が2億4千万人に達し、お見合いはひとつの「社交の常態」となっている。初めてお見合いをした年齢については、「23歳未満」と答えた独身者が38%、「23-25歳」が24%。「95後」のうち4割はお見合いの経験があった。独身という現象が一般的な社会問題となっている現在、お見合いは、独身から抜け出す主な方法の一つであり、お見合いはもはや結婚適齢期を越えた独身男女だけのものではなくなっている。

珍愛網でお見合いに成功した会員に対する調査によると、カップル成立までのお見合い回数は平均5回だった。独身男女のうちお見合いの経験がある人は7割を占め、うち「毎年3回はお見合いをする」人は4割、「毎年5回はお見合いをする」人は3割に達した。

恋愛:意中の人をアプローチするのに最適な期間は2カ月

「95後」の「恋人いない歴」は平均2年以上

統計データによると、「過去の恋愛経験は3回未満」と答えた人は約9割に達した。このうち2割の独身男女は、「恋愛経験ゼロ」だった。「90後」についてみると、独身の「90後」のうち約7割が「過去の恋愛経験は2回未満」と答え、このうち2割は「恋愛経験ゼロ」だった。

恋愛経験がほとんどないだけでなく、独身期間が長くなっていることも、由々しき問題となっている。調査によると、独身男女のうち、「恋人いない歴」が「1年以上」と答えた人は約6割(62%)、「2年以上」は約4割(36%)、「95後」の5割以上が「2年以上」だった。

意中の人をアプローチする期間については、48%が「2カ月だけ」と答え、「3カ月」は12%、「6カ月」は17%だった。アプローチされている側の場合、独身者の52%は、「2カ月以内に相手に答えを出す」とし、アプローチに3カ月はかけてほしいと望む人は14%で、「6カ月以内に相手に答えを出す」とした人は18%だった。このように自分からアプローチする場合であれ、相手からのアプローチを受ける場合であっても、「2カ月」というのが、相手と恋人同士になれるか否かを判断するための最適な期間のようだ。

「彼女にアプローチする際に、使ってもよいと考える金額とは?」という問いには、「約5千元」と答えた独身男性は約4割(43%)、「1千元くらい」は38%、「1万元くらい」は12%をそれぞれ占めた。「1カ月間に相手との交際費にどれくらいかけられるか?」と問いには、約5割が「3千元」と答え、「1千元(37%)」と「5千元(12%)」が続いた。居住都市別にみると、一線都市の若者は総じて、「妥当な交際費は5千元」と考えており、小都市の若者は「約1千元」と答えた。交際プロセスにおいて相手に費やす金額は、アプローチ期間のコストが恋愛期間のコストより明らかに多かった。

結婚:理想の結婚年齢は「30歳」、結婚2年後に訪れる「危機」

2カ月間のアプローチ期間があればOKであるほか、「婚前の同棲」に賛成する人は約7割に達した。独身男女の過半数は、「恋人同士になって3カ月たてば同棲してもいい」と答え、「6カ月で同棲可」は22%、「1年で同棲可」は20%だった。また6割以上(61.39%)の独身男女は、「5カ月間の恋愛期間を経たら結婚可」とした。また、独身者の32%は、「1年間の恋愛期間を経たら結婚可」と答え、「結婚するまでの恋愛期間は2年以上必要」とした人はわずか6%だった。

約7割の独身男女は、晩婚に対して賛成する態度を示しており、心が成熟してから結婚することで、より安定した結婚生活を送ることができると考えていた。最新の「理想的な結婚年齢」は30歳で、27歳がそれに続いた。

独身男女のうち、「恋愛期間が2年を過ぎると倦怠期が訪れる」と答えた人は31%、「恋愛期間1年で倦怠期に入る」とした人は22%だった。このほか、16%が「熱愛期間はたった6カ月間しか続かない」との見方を示した。離婚経験者を対象とした「倦怠期が訪れた時期」に関する調査によると、「2年で倦怠期がやって来た」と答えた人は3割を上回り、「3年(23%)」と「8年(20%)」が続いた。このように、「7年目の危機」はいまや「2年目の危機」に前倒しとなった状況を窺い知ることができると同時に、結婚生活は想像以上に「マネジメント」が必要であることがわかる。

珍愛網の恋愛問題専門家である張莎莎氏は、これについて、「結婚後は、役どころを上手く切り替えて、愛情表現を身に着け、愛情を保ち続けるためのコミュニケーションを欠かさず、2人のセレモニーを作り上げ、サプライズを演出することで、平凡な日常を特別なものにするよう努めること。そうすることで結婚をめぐる幸福度を大いに高めることができる」と指摘した。

家計:4割の女性が「相手の月収に条件あり」

ルックスと経済力、性格が、結婚相手を選ぶ際に重視される要素だが、相手の経済力に関する条件についていえば、全国平均データによると、独身女性の4割は、「相手の月収は8千元以上」であることを求めている。地域別にみると、一線都市に住む独身女性は一般的に、「1万3千元以上」を、新一線都市の女性は「8千元以上」、小都市の女性は「約3千元」を相手の男性に求めている。金の話を持ち出せば愛情が損なわれるかもしれないが、愛情と同時に「金」も重要なポイントであることは見逃せない。

報告によると、独身男女の約5割(53.91%)は、「貯金は3万元未満」と答え、このうち3割は、「貯金ゼロ」と答えた。「貯金は1万元から3万元」は23%、「10万元以上」貯金がある人は25.35%にとどまった。

「90後」の寒さんは、「インターネットがもたらしてくれる便利な暮らしが日常化している。『滴滴』で配車を頼み、公共交通機関は絶対に利用しない。フードデリバリーを頼み、自炊はしない。生活用品を調達する際にも、1時間以内に宅配してくれるスーパーのサービスを使っている。用事のない時は家で淘宝網にアクセスして、去年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)に買いまくった品物も、まだ使い終わっていない。『眼の前に届けてくれる各種サービス』に収入を使い果たす。全体的に、毎月の給料は、家賃以外は、買い物に消えてなくなる」と話した。(編集KM)

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