中国の大気汚染対策に日本の経験と技術を紹介、日本政府の方針に中国の反応は?―中国版ツイッター

Record China    2013年4月12日(金) 6時10分

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9日、中国で報告されている深刻な大気汚染問題に関して、日本の経験と技術を中国に紹介する日本政府の方針が明らかになった。今月18日、北京市で「日中大気汚染セミナー」が開かれるという。写真は2013年4月の北京市。

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2013年4月9日、中国で報告されている深刻な大気汚染問題に関して、日本の経験と技術を中国に紹介する日本政府の方針が明らかになった。今月18日、北京市で「日中大気汚染セミナー」が開かれ、日中政府関係者、日本の地方自治体と企業関係者らが共同で汚染対策について話し合うという。これは大気中に浮遊する微小粒子状物質PM2.5が日本の環境にも影響を及ぼすため。石原伸晃環境相によると、環境問題は日中外交戦略上の重大な領域であるともいう。

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セミナーでは中国の専門家らから汚染状況の報告が行われ、日本が過去に経験した公害の克服プロセス、企業による環境保護技術を紹介するという。また、5月には北九州市で日中韓3カ国の環境相による会談が行われる。

このニュースは、日本の大手新聞が“中国版ツイッター”に設ける公式アカウントを通じて中国にも紹介した。その反応はおおむね歓迎を示すものが多いが、中には斜めに構えたものもある。以下、寄せられた具体的な意見。

「これはよいことですね」

「有難う御座います」(原文ママ)

「これは確かに善意の申し出だと思う…」

「僕が生きている間に、真の日中友好が訪れるといいな。僕は27歳です」

「僕らの国ではいつになったら青い空と青い海が見られるようになるのかな」

「東京のゴミ処理場を見学したことがあるけれど、確かに先進的だった。また、管理体制もとても重要だろう。ぜひ学ぶべきだと思う」

「2011年3月19日、日中韓外相会談が行われた際、日中の外相は別途、1時間ほど会談の場を持ったという。その時、環境対策についても話し合ったそうだ。中国ではこういうこと、報道しないだろ?」

「我々は汚染対策をする気がないのです。技術的な問題でできないわけではないのです」

「こういうこと(=日本の協力を得ていること)は一般庶民に知らせてはいけないのです。北京政府、面子丸つぶれでしょ?」

「日本は中国の武力は恐れないが、中国の大気汚染は怖いのですね!」

「あの島国はまた我々に技術を売りつけようとしているのか?」

「中国を救うことは日本にとって自らを救うこと」

「日本の協力は善意からのものだと勘違いしている人たちへ。地球は全人類のものであり、中国の環境問題は世界の環境問題でもあるのです。中国の環境問題が深刻になれば、日本など周辺諸国にも影響が出るのです。つまり、これは善意でもなんでもないということ」(翻訳・編集/愛玉)

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