<鳥インフル>遺伝子分析の結果分かった「良くない知らせ」=感染力強化の変異がある可能性―中国

Record China    2013年4月9日(火) 14時40分

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8日、参考消息網は記事「海外メディア:H7N9型鳥インフルエンザは空気感染の可能性も」を掲載した。オランダのロン・フーシェ教授がウイルスの遺伝子配列をもとに感染力が高まっている可能性もあると指摘している。資料写真。

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2013年4月8日、参考消息網は記事「海外メディア:H7N9型鳥インフルエンザは空気感染の可能性も」を掲載した。

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2012年、オランダ・エラスムス医学センターのロン・フーシェ教授率いる研究チームは強い毒性を持つH5N1型インフルエンザの変異株の作成に成功。ミスやテロリストの強奪によって研究室外に流出すれば破滅的な被害をもたらす可能性があると懸念されるだけに世界的な話題となった。

そのロン・フーシェ教授によると、中国で人間への感染が確認されたH7N9型鳥インフルエンザの遺伝子配列には、H5N1型インフルエンザ変異株と共通する2個所の遺伝子変異が認められるという。

ロン・フーシェ教授は「明らかによくない知らせ」だとコメント。遺伝子変異の結果、鳥類からほ乳類に感染しやすく、また呼吸器に付着しやすい特徴を持った可能性があると示唆している。ただし詳細の把握には今後の研究が必要で、現時点ではH5N1型より危険だという証拠はないと話している。H5N1型にせよ、すでに発見から16年が過ぎているがいまだに人間から人間に伝播する変異はないと指摘した。(翻訳・編集/KT)

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