「李登輝元総統の父は日本人」、台湾当局が報告書=学者証言として採用―台湾紙

Record China    2013年4月8日(月) 19時27分

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8日、台湾の公務員監査機関・監察院が今年初めに出した報告書で、「李登輝元総統の父親は日本人に違いない」とする証言を採用していたことが分かった。台湾当局が公文書で言及したのは初めて。

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2013年4月8日、台湾・中国時報によると、台湾の公務員監査機関・監察院が今年初めに出した報告書で、「李登輝元総統の父親は日本人に違いない」とする証言を採用していたことが分かった。記録学者で世新大学教授の戚嘉林(チー・ジアリン)氏のインタビューによるもの。李元総統の出生について、台湾当局が公文書で言及したのは初めて。中国新聞社が伝えた。

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それによると、監察院は昨年以来、国民党政権が台湾人の抵抗運動を弾圧した「2・28事件」の資料の研究、関係者への聞き取り調査を進めていた。この中で、インタビューを受けた戚氏が、李元総統がかつて中国共産党に在籍したことに触れ「人生は変わり続けるものだ。彼が日本人の私生児であることは間違いない」と主張。李元総統の著書について「最近書かれたものは日本への愛に満ちている」と述べたという。この発言は今年1月、監察院が公布した報告書に盛り込まれた。

これに対し、調査にあたった監察院委員は「李元総統の父が日本人との文言は、あくまで戚氏の考え。確固たる根拠があるわけではない。報告書は専門家の意見として盛り込んだもので、同意したわけではない」としている。(翻訳・編集/AA)

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