開戦しても北朝鮮の勝機はゼロ、犠牲者は数百万人の可能性も―米紙

Record China    2013年4月7日(日) 7時20分

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5日、米紙ロサンゼルス・タイムズは、北朝鮮と韓国が万一開戦したとしても、北朝鮮には勝機がまったくないが、戦況が長引けば犠牲者が数百万人に及ぶ可能性もあると指摘した。写真は北朝鮮と韓国の軍事境界線。

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2013日4月5日、米紙ロサンゼルス・タイムズは、北朝鮮と韓国が万一開戦したとしても、北朝鮮には勝機がまったくないが、戦況が長引けば犠牲者が数百万人に及ぶ可能性もあると指摘した。中国評論新聞が伝えた。

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エスカレートし続ける北朝鮮の挑発的な言動によって、朝鮮半島だけでなく、世界でも緊張状態が続いている。北朝鮮は核を保有する軍事国家の1つであり、万一戦争が発生すれば、自らも相当な代償を支払う必要があるものの、韓国に十分な損害を負わせる能力を備えている。

韓国の軍事専門家は「米韓の軍事力は北朝鮮をはるかにしのいでいるが、米韓が先制攻撃を仕掛けてこないことを知っているため、北朝鮮を制御することは難しいだろう」との見方を示す。

また、ロサンゼルス・タイムズは「北朝鮮は失うものが何もない、怖いもの知らずと同じである。いったん開戦すれば、米国は北朝鮮を容易に打ち破るだろうが、ソウルは北朝鮮国境から30km、首都・平壌からも70kmしか離れておらず、双方に相当数の死傷者が出る」と指摘した。

韓国の軍事専門家は「米韓が電光石火で決着をつければ、北朝鮮側の死傷者は相当数に上る。戦況を長引かせれば、韓国側にも大きな被害が及び、最終的に死者が数百万人に達する可能性もある」と話す。

一方で、北朝鮮の挑発の目的を考慮した上で、「戦争は起こらない」と予想する識者も多い。しかし、ロサンゼルス・タイムズは「これまでとの最大の違いは、北朝鮮の指導者が経験豊かな金正日(キム・ジョンイル)総書記から若い金正恩第1書記に代わったことである」と危惧している。(翻訳・編集/HA)

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