汚職事件の官僚ら、腐敗撲滅掲げる新指導部で死刑の可能性も―香港メディア

Record China    2013年4月6日(土) 11時32分

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5日、汚職問題で更迭された中国鉄道部の劉志軍前部長と中国人民解放軍後方勤務本部の谷俊山前副部長がいずれも死刑に処されるとの噂が広まっている。写真は劉志軍前部長。

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2013年4月5日、香港紙「東方日報」によると、愛人問題や賄賂などのスキャンダルが相次ぎ、解任された中国鉄道部の劉志軍(リウ・ジージュン)前部長、汚職問題で更迭された中国人民解放軍後方勤務本部の谷俊山(グー・ジュンシャン)前副部長がいずれも死刑に処されるとの噂が広まっている。香港ニュースサイト・大公網が伝えた。

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劉鉄道部前部長の収賄事件が明らかになったことで、腐敗と汚職にまみれた鉄道部の暗部が白日の下にさらされた。賄賂や横領、職権乱用による巨額の違法利益の収得、海外の隠し口座での不正蓄財、虚偽の申請による立ち退き補助金の不正受給など、鉄道部内部の不正事件は芋づる式に判明した。

劉前部長は在任期間中、数兆元(1兆元=約15兆円)にも上る鉄道の建設資金を着服し、国の経済と人々の生活に関わる鉄道プロジェクトを利用して高官にゴマをすり、自らの昇進の道具しただけでなく、悪質な企業と癒着し、人々が汗水たらして稼いだ財産を詐取し、鉄道事業で手抜き工事を行った。

谷前副部長に関しては、中国軍の土地管理やインフラ整備などの大きな権力を握っており、軍用地の徴用や買取の過程で、膨大な利益を手にしていた。不正に取得した金銭で、谷前副部長は北京の中心地に豪邸を建てた。高級酒である茅台酒のコレクションは数万瓶にも上るという。

中国の新指導者、習近平(シー・ジンピン)国家主席は就任早々から腐敗の一掃に取り組み、中でもとりわけ軍部の腐敗撲滅を重要視している。(翻訳・編集/XC)

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