中国、同性愛隠し結婚する男性が9割、一人っ子政策がプレッシャーに―海外メディア

Record China    2013年4月6日(土) 6時30分

拡大

1日、中東カタールの国際メディア「アルジャジーラ」ウェブサイトによると、2010年10月、中国で幸せな結婚生活を思い描いていた女性がいたが、自分が嫁いだ相手が同性愛者であることを知り、わずか1カ月で結婚生活は終わった。写真は同性カップルの結婚式。

(1 / 8 枚)

2013年4月1日、中東カタールの国際メディア「アルジャジーラ」ウェブサイトによると、2010年10月、中国で交際相手の男性との結婚を前に、愛と幸せに満ちた結婚生活を思い描いていた女性がいた。彼女は夫婦には困難はつきものだとわかっていたが、まさか自分が嫁いだ相手が同性愛者で、わずか1カ月で結婚生活が終わるとは夢にも思っていなかった。環球時報(電子版)が伝えた。

その他の写真

これは珍しいことではなく、世界でも起きていることだが、一人っ子政策という中国特有の政策にも深い関連性がある。同性愛者を調査する某民間団体の創始者は「一人っ子政策は中国の同性愛者の大きなプレッシャーとなっている」と話す。

研究報告によると、中国の同性愛者の男性の70〜90%が既婚或いは結婚する予定であるという。アメリカではこの割合はわずか15〜20%にとどまる。中国で同性愛者の男性と結婚した女性は2500万人に上ると指摘する専門家もいる。公式なデータはないものの、このような結婚に隠された動機は一目瞭然である。一人息子が結婚して子供をもうけることは親の何よりの望みである。中国の同性愛者の男性が結婚するのは子孫を絶やさないためであり、中国では古くから結婚せずに子をもうけないことが一番の親不孝であるとされている。

冒頭で述べたように、社会に一人前の男であると認めてもらうために、同性愛であることを隠して結婚する男性は多い。中国では2001年、同性愛は精神病ではないことが明確に示され、北京や上海では同性愛者を支援する団体も増えているが、先進的な考え方がまだまだ広まっていない内陸部では依然、同性愛はタブー視されている。

メディアでも同性愛者に関する話題が増えているが、同性愛者の男性と結婚する女性の存在に関しては、2012年6月、四川省の31歳の女性が夫が同性愛であることを知り、自殺した事件によって初めて明らかになった。事件後、そういった女性を対象とした心理面と法律面でのサポート体制が敷かれた。また、同性愛者を夫に持つ女性の多くがブログを開設し、夜の生活がない悲しみなどを訴えている。(翻訳・編集/XC)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携