「H7N9型鳥インフル、その予備知識」ネットで秒速拡散=「これでは食べるものない」の嘆きも―中国

Record China    2013年4月3日(水) 18時6分

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2日、ロイター通信は中国国営メディア・新華社通信の報道を引用し、中国国内で初めて人に感染したとされるH7N9型鳥インフルエンザについて、江蘇省で新たに4人が感染し、いずれも重体に陥っていると報じた。

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2013年4月2日、ロイター通信は中国国営メディア・新華社通信の報道を引用し、中国国内で初めて人に感染したとされるH7N9型鳥インフルエンザについて、江蘇省で新たに4人が感染し、いずれも重体に陥っていると報じた。これまで上海市などで計3人が感染し、うち2人が死亡している。

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世界保健機関(WHO)の1日の発表では、H7N9型ウイルスが人から人へ感染する可能性を示す証拠はないとしており、これまで合計7人の感染者と比較的近しい接触のあった人物についても、まだ感染例は確認されていない。

しかしながら、新型のインフルエンザ発生のニュースは、国内でも大きな不安を巻き起こしている。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは2日朝、速報ニュースばかりを掲載するアカウントが「H7N9型鳥インフルエンザに関する予備知識」とする情報を投稿したところ、わずか6時間後の午後4時時点で6万3000回以上も転載され、また7800件以上のコメントがついている。

そこで紹介しているインフルエンザの予備知識とは、1)症状は典型的なウイルス性肺炎に準ずる。早期に38度以上の高熱、せきなど呼吸器系の症状が見られる。発症後、5〜7日で呼吸困難を生ずる、2)鶏肉は徹底的に加熱する、半熟卵にも注意、3)広東省疾病コントロールセンターの発表によると、早期の時点ではタミフル服用で治療効果がある、4)家禽類には極力接触しないように、5)100℃の熱に1分間さらすことでウイルスは除去できる。その他の予防事項としては、手洗いの励行、適度な運動を日ごろから心がけて抵抗力を高める、咳をするときは鼻や口を覆って周囲に配慮する、買ってきた鶏卵は殻をよく洗浄するなどが挙げられていた。

ここで触れられているのは、一般的なインフルエンザへの心得だが、多くの中国人ユーザーの関心を惹いている。「これでは食べるものがないな」「自分を守ることは他人を守ることにつながるね」「外出は控えないと」「もうベジタリアンになるしかない」「2)についてだけど、外食で食べるフライドチキンには完全に火の通ってないものがけっこうあるよ。4)は農村の人には難しい要求だね。5)はすぐに実行できるね」などのコメントが寄せられているほか、以下のようなコメントも投稿されていた。

「明日から清明節の連休(4〜6日。中国のお盆に相当)だ。多くの人が遊びに出かけるだろうから、どうやって予防したものか」(翻訳・編集/愛玉)

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