アフリカで武装勢力から救出された韓国人女性に猛批判の理由―中国メディア

Record China    2019年5月13日(月) 10時50分

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13日、環球時報は、フランス海軍がアフリカ・ブルキナファソの武装勢力に捕らわれていた人質4人を救出した件で、そのうち1人の韓国人が韓国政府の警告を無視して現地で布教活動を行っていた可能性があると報じた。写真はブルキナファソ。

2019年5月13日、環球時報は、フランス海軍がアフリカ・ブルキナファソの武装勢力に捕らわれていた人質4人を救出した件で、そのうち1人の韓国人女性が韓国政府の警告を無視して現地で布教活動を行っていた可能性があると報じた。

現地時間9日夜から10日早朝、フランス海軍特殊部隊がブルキナファソで武装勢力と戦闘を行い、フランス人2人、米国人と韓国人各1人の計4人の人質を救出する一方で、2人の隊員が犠牲になった。記事によると、韓国メディア・ニューシスは12日に「4人の人質が解放されたことは喜ばしいが、ネット上では人質が本国政府や国際社会の警告を無視して危険な地域で布教活動を行い、2人の犠牲者を生んだとして批判が出た」と伝えたという。

そして、救出された韓国人女性について韓国のネット上では「本人はメディアとの接触を拒んでいるが、多くの韓国ネットユーザーはこの女性が韓国政府の警告を無視して単独で現地を訪れ、キリスト教の布教活動を行った」との見方が主流となっており、「もし宣教師なら、布教に赴かせた教会の責任を問えるのか」「一部の韓国人に極端な宗教思想による行動をさせないことが急務だ」との意見が寄せられているという。

記事はまた「韓国国民が海外で拉致されるケースは、その多くが不法な宣教師が政府の警告を無視して危険な地域で活動したことによるもの」との見方を示したうえで、1960年代から海外へのキリスト教布教活動が活発化した韓国では、2016年には229の布教団体から宣教師2万7205人が172カ国に派遣されたと紹介。「今や米国に次ぐ世界で2番目のキリスト教布教国になっている」と解説した。

さらに、一部の布教団体や宣教師には「リスクの高い地域での布教により自らの価値を証明する」という傾向が見られると指摘。信仰が異なる国や市民の中に深入りすることで事件やトラブルに巻き込まれるケースもしばしば発生し、07年には韓国の宣教師23人がアフガニスタンで武装勢力のタリバンに拉致され、2人が殺害される事件も起きていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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