テンセントCEO、北京に建設予定のスマートシティーを視察=自社サービスで購入したお茶をもらい忘れる―中国

Record China    2019年5月10日(金) 21時20分

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新波財経は9日、テンセントの馬化騰CEOが視察のため、万達(ワンダ)グループの王健林代表と中国初の「スマートパーク」の建設予定地である北京・豊台科技園にあるショッピングモール、万達広場を訪れたことを伝えた。写真は馬氏。

新波財経の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは9日、テンセントの馬化騰(ポニー・マー)CEOが視察のため、万達(ワンダ)グループの王健林(ワン・ジエンリン)代表と中国初の「スマートパーク」の建設予定地である北京・豊台科技園にあるショッピングモール、万達広場を訪れたことを伝えた。

中国全土に大型商業施設などを展開する万達グループは、10億人超のユーザー数を誇るSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)微信(WeChat)などを運営するテンセントと共同で、先端技術を活用した、中国初となる「スマートパーク」を北京・豊台科技園の万達広場に建設するする予定だ。両氏は8日、関係者らと建設予定地を訪れ、デジタル化の応用成果を視察した。

馬氏らはモール内で、ETCと同様に、停車することなく自動で駐車場利用料が引き落とされる「スマートパーキングシステム」をはじめ、他社のスマートフォンアプリをインストールしなくてもWeChatアプリ内で多種多様なアプリのサービスを利用できる「アプリ内ミニプログラム機能」、さらに個人の身分証と口座の紐付けにより財布やスマホを一切取り出さなくても支払うことを可能にした「顔認識決済システム」など、最新鋭の自社サービスを実際に体験した。

投稿に添えられた中国の動画メディア・梨視頻(Pear Video)による動画では、実際にモール内を記念撮影などを楽しみながら和気あいあいと見学する両者の姿が伝えられた。

また、動画で「モール内のドリンクスタンドで、馬氏は自社の顔認証決済を嬉しそうに試し、ついでにこっそり自分のアカウントの電子マネー残額を確認した」「ドリンクスタンドで馬氏はパッションフルーツジャスミンティーを注文したが、上機嫌だったためドリンクを受け取るのを忘れてその場を去ってしまった」と紹介されると、中国のネットユーザーからは「社長、かわいすぎ」「あらあら社長、損しちゃったね」といったコメントが寄せられた。

ほかにも、「ドリンクスタンドの店員さん、『関係者を大勢連れて押しかけといて、買うのはお茶たった1杯だけ!?』って思ってるはず」「ポニー・マーが飲みそこねた『パッションフルーツジャスミンティー』、これからきっと流行るぞ」といった声や、「もしかしてお茶はもらい忘れたんじゃなくて、導入されてる機械がライバル社・アリババの支付宝(アリペイ)だったから受け取らなかったんじゃないの(笑)」「あれ、支付宝を作った馬雲ジャック・マー)は一緒じゃないんだ」などと、同じく中国で大規模なSNSサービスを展開するアリババグループに言及するコメントも見られた。

また一部のユーザーは「ポニー・マーの電子マネー残高が一体いくらか、気になるのは私だけ?」と、世界の長者番付にも登場し、「中国一の富豪」とも称されている馬氏のお財布事情に興味を示した。(翻訳・編集/岩谷)

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