中国の科学研究チームが新たな「肥満ファクター」を発見―中国メディア

人民網日本語版    
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中国の科学研究チームはこのほど、新たな「肥満ファクター」を発見した。脂肪組織の脂質合成遺伝子発現の強化により有機体の熱生成を抑制し、肥満やインスリン抵抗を引き起こすことが可能だという。資料写真。

武漢大学が9日に発表した情報によると、中国の科学研究チームはこのほど、新たな「肥満ファクター」を発見した。脂肪組織の脂質合成遺伝子発現の強化により有機体の熱生成を抑制し、肥満やインスリン抵抗を引き起こすことが可能だという。この研究成果はネイチャー・メタボリズムに掲載された。新華社が伝えた。

武漢大学生命科学学院の宋保亮(ソン・バオリアン)教授が率いるチームは肝臓が分泌するGPNMBタンパク質が新たな「肥満ファクター」であることを発見した。これまでの研究によると、肝臓の脂質合成能力が低下すると同時に、脂肪組織の脂質合成能力がそれを補うように強化される。これは肝臓がある種の「肥満ファクター」を分泌し、脂肪組織の脂質合成を促進することを示している。

この現象に基づき、研究者は肝臓が分泌するGPNMBタンパク質が肥満の程度を強め、脂肪組織の脂質合成能力を強化し、エネルギー消費を減らしインスリン抵抗を強めることを発見した。GPNMBタンパク質中和抗体は肥満マウスの表現型を効果的に逆転させ、脂肪組織の重量を減らし、脂肪組織の脂質合成遺伝子の発現を弱める。そして脂肪組織の熱生成を促進し、インスリン抵抗を弱める。

この研究成果によると、GPNMBタンパク質が新たな「肥満ファクター」となる。関連研究により、GPNMBタンパク質のターゲッティング療法は、人類の肥満・糖尿病の治療の参考になることが証明されている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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