中国で高まるナショナリズム、米専門家「外交政策には影響しない」―香港紙

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29日、中国問題の専門家である米国のアンドリュー・ネーサン氏は「中国が今よりも攻撃的な姿勢をとることはないだろう」と話した。写真は万里の長城に飾られた中国国旗。

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2013年3月31日、香港紙・大公報によると、中国問題の専門家である米国のアンドリュー・ネーサン氏は29日、中国評論通訊社の取材に対し「中国が今よりも攻撃的な姿勢をとることはないだろう」と話した。

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29日、米シンクタンク・ブルッキングス研究所の主催した中国問題の討論会に出席したアンドリュー・ネーサン氏は、中国が米国や日本、ベトナムなどとの間で関係が悪化していることについて「中国の新指導者はこれまで以上に攻撃的な外交政策を採ることはないだろう」としつつも、「独断的な姿勢によって軍事力・外交力を示すようになり、自らの立場を主張するようになる」とし、今後5〜10年は周辺国との間で緊張状態が続くとの見方を示した。

中国人の間で高まるナショナリズム(民族主義)が政策決定に影響する可能性については否定的な見方を示した。しかし、逆に中国政府がそうしたナショナリズムを利用する可能性はあると指摘し、中国政府が中国にとって利益になると判断すればナショナリズムの方向と政策がある程度一致することはあり得ると話した。(翻訳・編集/岡田)



   

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