2013年3月31日、香港の俳優レスリー・チャン（張国栄）の追悼コンサートが行われ、俳優トニー・レオン（梁朝偉）ら20組の地元スターが出演。焦点となっていたレスリーの“最後のメッセージ”が公開された。文匯報が伝えた。

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2003年4月1日、アジアを代表するスターだったレスリー・チャンが、香港のホテルから投身自殺を図り、46歳の若さで亡くなった。今年は逝去10年目にあたり、そのメモリアルイベントの第1弾として31日、追悼コンサート「継続寵愛．十年．音楽会」が開催された。同公演はオンタイムで、台湾や日本の映画館にも中継された。

出演者は、生前のレスリーと親しかった香港スターを含む豪華な顔ぶれ。映画「ブエノスアイレス」など共演作の多かった俳優トニー・レオン（梁朝偉）、男性歌手ではジャッキー・チュン（張学友）、アンディ・ホイ（許志安）、レオ・クー（古巨基）、アンソニー・ウォン（黄耀明）、ウィリアム・ソー（蘇永康）、ジュリアン・チョン（張智霖）、ヒンズ・チャン（張敬軒）など。女性歌手ではケリー・チャン（陳慧琳）、カレン・モク（莫文蔚）、ビビアン・チョウ（周慧敏）ら。息の長い男性ユニット、グラスホッパー（草［虫孟］）もステージに彩りを添えた。

レスリーのマネジャーだったフローレンス・チャン（陳淑芬）氏は先日、レスリーが彼女に宛てた最後のメッセージをこの日のステージで公開すると発表していた。冒頭でいよいよ発表されたメッセージの内容は、「やっと心地よく眠れるよ」というもの。自らを自殺へと追い込んだレスリーの、当時の心情が伝わってくる言葉だった。

トニー・レオンは、映画「欲望の翼」でレスリーが言った、「覚えておかなきゃいけないことは、ずっと覚えているものだ」というセリフが最も好きだと語っている。レスリーがこの世を去って10年、このセリフが心から理解できるという。この日のステージ上で、「もう君の声は聞けないけど、君のことはずっと記憶している」と話しかけていた。（翻訳・編集/Mathilda）