香港マフィアの大宴会に警官隊が突入、ボスを含む構成員200人を一斉検挙―広東省深セン市

Record China    2013年3月31日(日) 20時27分

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28日、広東省深セン市のレストランで開かれていた「和勝和」と思われる香港マフィアの大宴会に実弾装備の警官隊が突入。その場にいた200人近い構成員を一斉検挙した。写真は検挙現場。

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2013年3月30日、香港メディアによると、香港マフィア「和勝和」と思われる団体が28日夜、広東省深セン市のレストランで大宴会を開催。そこに実弾を装備した警官隊が突入し、ボスを含む200人近い構成員を一斉検挙した。地元紙・晶報(電子版)が伝えた。

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検挙された構成員のほとんどが香港人で、当日は「和勝和」の新しい「座館(実質上の頭目)」を決める選挙と任命式が行われていたという。彼らはレストランに結婚披露宴の名目で予約を入れており、テーブル20卓分の飲食と獅子舞が用意されていた。宴会には「和勝和」の元老をはじめ、各派の幹部が出席。元老の1人「大飛」の子分、「肥堅」が4人いる「座館」の1人に任命された。

深セン市公安局は完全武装した警官200人以上に出動命令を下し、翌日未明まで同レストランとサウナの入ったビルを包囲。構成員たちは突入した警官隊によって次々とビルの外に出され、抵抗することなく待機していた警察車両に乗り込んでいった。警察署では検挙した全員に尿検査を実施。主要構成員には指紋の採取と顔写真の撮影と取り調べを行った。29日午後には検挙者の大部分が釈放されたが、そのなかに香港の俳優、チャン・ワイマン(陳恵敏)の姿もあった。

関係者の話によると、幹部クラスの構成員数人は今もなお取り調べが続いており、尿検査で覚せい剤反応があった数人は15日間の拘留が決まったという。また、公安局は早くから情報をつかんでいて、28日午後4時頃から私服警官が当該地区の出入国検査場を監視していた。(翻訳・編集/本郷)

和勝和:1930年に香港の九龍サムスイポー(深水[土歩])で創立された犯罪組織。香港最大の犯罪組織「三合会」のなかで最も大きな組織で、構成員は3万人に達する。近年は麻薬取引と売春を主な財源として勢力を拡大している。

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