中国のメーデー4連休、観光市場が絶好調に―中国メディア

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メーデーに合わせて4連休となった中国。5月1日の鉄道利用者は延べ1724万3000人と、1日当たりの利用者としては過去最高を記録した。連休中、民用航空会社の便数は前年同期比5.63%増の5万2725便に達した。

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メーデーに合わせて4連休となった中国。5月1日の鉄道利用者は延べ1724万3000人と、1日当たりの利用者としては過去最高を記録した。連休中、民用航空会社の便数は前年同期比5.63%増の5万2725便に達した。また、重点的にモニタリングされた中国全土における観光スポット36カ所の周辺の1日当たりの交通量は前年同期比8.23%増だった。人民日報が伝えた。

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中国文化・観光部の試算では、連休中、中国の国内旅行者数は延べ1億9500万人に、観光收入は1176億7000万元(約1兆9400億円)に達した。消費額が501—1000元の旅行者の割合が最も高く、全体の38%を占めた。旅行者の旅行日数は平均2.25日で、清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月5日)に合わせた3連休より9.5%長かった。

業界関係者は、親子旅行やホテル宿泊プラン、長距離旅行が文化やレジャー、農村、飲食などの消費を大きく牽引し、体験のオリジナル化や多元化が、連休の観光市場の新たな注目ポイントとなったと分析している。

■親子旅行

旅行サイト・携程網の統計によると、連休中に親子旅行を選択したユーザーが全体の3割以上を占めた。これまでと比べると、祝祭日に博物館などの公共の文化施設を訪れる人が増加の一途をたどっている。安徽省地質博物館の胡雪松(フー・シュエソン)館長は、「メーデーに合わせた連休中、当館の来場者は1日当たり1万人に達し、他の地域からやってきた人も多かった。当館は主に、生物や地学関連の資料を展示しており、子供に人気の恐竜の展示だけでも3フロアを占めている。恐竜の骨格の展示もあれば、恐竜の卵の陳列と紹介、さらにインタラクティブなゲームなどもある」と説明する。

同博物館のスタッフ・李莉莉(リー・リーリー)さんによると、連休中にポストカードだけでも300セット以上売れたという。文化クリエーティブグッズがまだ注目されていなかった数年前は、1日に売れるのはせいぜい7~8点程度だったのと比べると、その変化は大きい。その原因は販売されている文化クリエーティブグッズの質がアップしているだけでなく、来場者がグッズの価値や意義を認め、喜んでそれを購入するようになっているからだろう」と話した。

■ホテル宿泊プラン

内モンゴル自治区オルドス市ダラト旗響沙湾砂漠景勝地には、上空から眺めると、白いハスの花のような形のホテル「ロータス・リゾート・ホテルがある。この斬新なデザインのホテルは、中国のネットで大きな話題を集め、連休中もそこに一度と泊まってみようと、多くの観光客が押し寄せた。

北京から旅行に来たという郭昊(グオ・ハオ)さんは、「砂漠に来るのは初めて。友人に砂漠に行くのもおもしろく、そこにホテルもあると聞いて、とても斬新だなと思った。今回は4連休なので、家族と一緒に遊びに来た」と話した。

そのホテルの部屋に入ると、壁一面がガラス窓になっており、砂漠の景色を堪能できるほか、窓を開けると、風と砂の奏でる音が聞こえる。「砂漠の中にこんなにきれいなホテルがあり、5つ星ホテルのような高級感を備えており、砂漠でも遊べるなんて、とても素晴らしい」と郭さん。

響沙湾度假管理公司の張瑞明(ジャン・ルイミン)総経理は、「ホテルは環境に配慮したエコな建設スタイルが採用されている。料金には、宿泊費と食事、ドリンク、酒、砂漠の各レジャーの費用など全てが含まれている。連休中は満室で、約300室の予約があっという間に埋まってしまった。このホテルに泊まるためにわざわざやってきたという人も多い」と説明した。

連休中、同ホテルの利用者数は約2200人に達し、1泊以上した客が全体の4分の1を占め、売上総額は392万元に達した。宿泊客が依然と比べて明らかに増加しているのに合わせて、響沙湾景勝地は、キャンプファイヤーなどの多彩なイベントを企画。約10万人が同地を訪れ、景勝地と周辺の観光收入は6000万元に達した。

■長距離旅行

北京の学生・5月1日の鉄道利用者は延べ1724万3000人と、1日当たりの利用者としては過去最高を記録した。連休中、民用航空会社の便数は前年同期比5.63%増の5万2725便に達した。秦莉智(チン・リージー)さんは、連休中に青海省を旅行し、「連休のたびに旅行に出かけている。今年のメーデーに合わせた連休はいつもより1日長く、より遠い所に行けた」と話した。

秦さんによると、学生は「貧乏」であるため、列車に乗るしかなく、北京から青海まで行くとなると片道で20時間かかるため、1-2日の休みでは青海に行くのは難しいという。

青海湖やチャカ塩湖、タール寺などを観光した秦さんは、「青海は広く、移動時間も長い」と少し疲れた様子を見せながらも、「でも、どの観光スポットも絶対に行っておきたかった」と充実感を漂わせた。

ガイドの曲永佳(チュー・ヨンジア)さんは連休中は猫の手も借りたいほど忙しい毎日を送り、朝6時に出勤し、夜は11時に帰宅したという。そんな曲さんは、「青海に旅行に来る人がどんどん増えている。ここ数日はツアーのガイドをした。他の地域からの旅行者が例年よりもかなり増えた。北京や陝西省から来た旅行者が多かった」と説明する。携程で西北地区を担当する●鴻(パン・ホン、●はまだれに龍)経理によると、連休中、青海を訪問した旅行者の数は前年同期比30%以上増となった。増加したのは主に他の地域からの旅行者だという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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