日中韓FTA交渉がスタート、11年間の努力でようやく―中国メディア

Record China    2013年3月28日(木) 12時12分

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26日、日中韓自由貿易協定(FTA)の締結に向けた交渉が正式にスタートした。写真は青島港。

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2013年3月26日、日中韓自由貿易協定(FTA)の締結に向けた交渉が正式にスタートした。1回目の会合は韓国のソウルで行われており、2回目は中国、3回目は日本で開催の予定となっている。27日付で中国広播網が伝えた。

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日中韓3カ国によるFTAは2002年に始まった構想だが、交渉が正式にスタートするまでに11年もかかった。1990年代中頃、日本と韓国の専門家から日中韓の経済共同体の構築が主張され始め、2002年11月の3カ国首脳会議でFTA交渉が提起されたが、その後発生した領土問題などにより交渉開始が遅れていた。

中国商務部の瀋丹陽(シェン・ダンヤン)報道官は日中韓FTA交渉がスタートしたことについて「数々の問題があったにもかかわらず、交渉への努力を続けた結果だ」とし、3カ国は東アジアの重要な経済体であり、協定を早急に締結することはいずれの国にとっても利益となるだけでなく、地域の平和と発展に寄与するものだと語っている。

しかし、中国国際問題研究所の専門家は3カ国が前向きな方向で尽力しても交渉の見通しは決して明るいものではないとし、交渉には経済以外の問題も影響することが予想され、領土問題や歴史問題などの解決が交渉の成否に関わってくると指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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