“安かろう悪かろう”から変化する中国、技術力で存在感高める―韓国紙

Record China    2013年3月28日(木) 19時54分

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26日、韓国の中央日報紙が「中国が技術力で韓国を追い越す」との記事を掲載した。先端技術を応用する多くの分野で、中国は見過ごせない存在に成長している。写真は“タイタニック2号”製造を請け負う金陵造船廠。

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2013年3月26日、韓国の中央日報紙が「中国が技術力で韓国を追い越す」との記事を掲載した。今年2月、豪州の富豪が出資して超豪華客船“タイタニック2号”が建造されるというニュースに韓国の造船業界は驚きを禁じ得なかった。建造の契約を獲得したのが中国の企業だったからだ。中国・環球時報が伝えた。

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中国の造船企業が豪華フェリー建造を落札したのはこれが初となる。大型フェリーは多くの先進技術を応用して建造されるが、この分野でも中国は見過ごせない存在に成長しつつあるとことだ。中国の台頭は他の分野でも急速に進んでいる。

米マサチューセッツ工科大学(MIT)が刊行している「テクノロジーレビュー」誌は、最新号の巻頭で中国のゲノム解析について特集を組んだ。また、2013年世界イノベーション企業トップ50には中国深セン華大基因研究員(BGI)がランクイン。中国はすでにゲノム解析に関して世界市場で一定のシェアを獲得している。

25日、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)は「中国企業はすでに変わった」と題する報告書で、「かつては“低価格、低品質”の代名詞だった中国企業が“低価格、高品質”への戦略を進めるとともに、世界市場での存在感を高めている」と指摘している。同報告書によると、2012年第4期の世界スマートフォン市場で、中国企業の華為(ファーウェイ)がシェア3位、ZTE(中興通訊)が同5位につけた。このほか、2015年までには中国から2〜5社のIT企業が世界のトップに躍り出ると考えられている。追い上げのペースを高めている中国に対してKOTRA中国産事業長は「韓国企業は技術力を高めるだけでなく、今後の成長を見すえて新たな産業を開拓するなど一層の努力が求められる」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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