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25日、日中両国の汚水処理の交流・提携を促すため、独立行政法人国際協力機構(JICA)が主催する「汚水処理場のグレードアップ改造および省エネ運行のシンポジウム」がこのほど北京で開催された。
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2013年3月25日、中国の都市化推進に伴い、生活汚水の排水量が増加を続けている。いかに汚水を浄化し再利用するかは、重要な課題になっている。日中両国の汚水処理の交流・提携を促すため、独立行政法人国際協力機構(JICA)が主催する「汚水処理場のグレードアップ改造および省エネ運行のシンポジウム」が今月22日に北京市で開催された。中国住房・城郷建設部(住房・城郷建設省)村鎮建設司の趙暉(ジャオ・フイ)司長、在中国日本大使館の尾池厚之公使、JICA中国事務所の中川聞夫所長らが開幕式に出席し、式辞を述べた。
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中国都市部の汚水年間排水量は約410億立方メートルに達するが、汚水処理率は85%未満で、地方の汚水処理率はこれをさらに下回る。一方で、日本などの先進国の都市部の汚水処理率は90%を上回る。大量の汚水は水質を損ね、水資源の不足を招く。中国は第12次五カ年計画の中で、汚水処理場の新設・グレードアップ改造を重要な課題とした。JICAは2009年より中国住房・城郷建設部と共同で、「汚水処理場のグレードアップ改造および運行の改善」プロジェクトを実施しており、同課題に取り組んでいる。中川所長によると、JICAは資金・技術援助などを通じ、中国の59都市の下水道設備に対する支援を行ってきた。
同日のシンポジウムでは、同プロジェクトの進捗状況と成果、中国都市部の汚水処理の計画・政策、日中民間企業および関連機関の最新技術などが紹介された。日中両国の政府・研究機関・関連企業の約200人の代表者が出席し、汚水処理技術および汚水処理場のアップグレード改造などの問題について十分に交流した。今回のシンポジウムは日中の水環境のさらなる提携を促し、同時に日本企業に対して、中国での事業展開に向けたプラットフォームを提供した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山)
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