2019年4月26日、中国新聞網は、東京土産の定番である「東京ばな奈」の人気の秘密について分析する記事を掲載した。

記事は、「周囲に日本へ行ったことのある人がいれば、きっと『東京ばな奈』を土産としてもらったことがあるだろう」と紹介。調査会社インテージが行った調査で「東京ばな奈」は、日本国内のお土産ランキングで1位となっていると指摘し、「このことから日本国内での人気のほどがうかがえる」と伝えた。

では、なぜ「東京ばな奈」はこんなにも人気が高いのだろうか。その理由として記事は、「包装と外観」が1つの大きな要素だと分析。互いに贈り物をすることを重視する中国人にとって、贈り物の包装は非常に重要だが、「東京ばな奈」の包装はデザイン性に優れており、日本のお土産というイメージ通りであるだけでなく、包装から味が想像でき、創意あふれた斬新な菓子であることが分かるという。

さらに「おいしさ」も大きな理由だと記事は紹介。バナナのカスタードクリームが、バナナの形をしたスポンジケーキに包まれ、まさに「東京ばな奈」という主題にふさわしく、91年の発売開始からずっと世界各国の旅行者に人気だと伝えた。特に、スポンジケーキの柔らかさとカスタードクリームの甘さがちょうど良く、アフタヌーンティーにぴったりだとしている。

最後に記事は、「衆口難調」（すべての人の口に合う料理を作るのは難しい）という中国の成語を紹介。「しかし、『東京ばな奈』がこれだけ長く人気が続いているのにはそれなりの理由があるのだ」と結んだ。（翻訳・編集/山中）