「中国にサッカーの伝統はない、みんな卓球をやってる」=世界的名将がバッサリ!

Record China    2019年4月27日(土) 19時40分

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サッカー中国代表の前監督で、世界的な名将として知られるイタリア人のマルチェロ・リッピ氏が、現地イタリアメディアの取材に「中国にはサッカーの伝統はない」と語った。写真はリッピ氏。

サッカー中国代表の前監督で、世界的な名将として知られるイタリア人のマルチェロ・リッピ氏が、現地イタリアメディアの取材に「中国にはサッカーの伝統はない」と語った。

リッピ氏は、イタリア1部リーグ・セリエAでユベントスやインテルといった強豪を指揮した経験を持ち、2006年のワールドカップ(W杯)イタリア大会では母国を24年ぶりの優勝に導いた。12年には中国スーパーリーグの広州恒大の監督に就任し、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)など数々のタイトルを獲得。16年から19年1月まで中国代表を率いた。

イタリアのスポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルトの24日付の報道によると、リッピ氏はイタリアの「ラジオ2」のインタビューで、中国で指揮した経験について語った。その中でリッピ氏は「彼らにはサッカーの伝統というものがない。みんな卓球をやっていて、サッカーをしている子どもは見られない」「今、彼らはユース育成に力を入れ始め、学校内のサッカーも組織されてきた。改善を行っているところだ」などと語ったという。

リッピ氏の中国サッカーに対する歯に衣(きぬ)着せぬコメントは、これが初めてではない。中国代表退任後に受けた中国メディアのインタビューでは、直前のアジアカップで「低レベルなミス」を繰り返して3失点を喫したことについて、「非常に怒りを感じた。(選手に)責任感や誇りはまったく感じられなかった」などと切り捨てた。

今回のリッピ氏の「サッカーの伝統ない」発言に対し、中国のサッカーファンからは「間違ったことは言ってないね」「だから、卓球では誰も中国に勝てず、サッカーでは中国は誰にも勝てないんだ」と賛同する声が上がる一方、数十年前はアジアの強豪だったことから「伝統はあったんだけど、それが断ち切られたんだ」という声も見られた。

また、「中国にはまずサッカー場がない」「空き地にはみんなマンションが建つからな」「中国は土地が高いからな。サッカーをやらせてくれる場所なんてないよ」という声や、「卓球の伝統だってないさ。みんな教室の中で勉強漬けだ」「勉強、勉強でサッカーなんてやらせてもらえない」「体育の授業がすぐに国語や数学の授業に変更されるんだもの」など、厳しい学力社会が背景にあると指摘する声も寄せられている。(北田

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