<サッカー>「日本が諦めた悪魔の才能が韓国で復活」邦本宜裕を韓国メディアが称賛

Record China    2019年4月26日(金) 15時20分

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25日、韓国・スポーツソウルは「日本が諦めた“悪魔の才能”邦本『東京五輪に行きたい』」と題する記事を掲載した。写真は東京五輪のPR会場。

2019年4月25日、韓国・スポーツソウルは「日本が諦めた“悪魔の才能”邦本『東京五輪に行きたい』」と題する記事を掲載した。

記事が取り上げているのは、現在Kリーグの慶南FCで活躍するMF邦本宜裕。邦本は24日にカシマスタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節鹿島アントラーズ戦で、後半18分に決勝ゴールを決めてチームを勝利に導いた。これにより慶南はACLで初勝利を挙げ、グループトップの山東魯能(勝点8)と2位の鹿島(勝点7)との差を縮めて16強進出の可能性を残した。

記事は邦本を「日本が諦めた才能」と表現し、「2013年に16歳で浦和レッズに入団し、クラブ史上最年少の試合出場および得点記録を更新するなど実力とポテンシャルが高かったものの、精神面が問題視された。チームの仲間らと対立したり、暴行事件に巻き込まれたりもした。自己管理にも失敗し、浦和レッズとアビスパ福岡では厳しい時期を過ごした。そして2017年には事実上チームから追い出されることになった。しかしその後、慶南FCのキム・ジョンブ監督に出会ってから再び才能を発揮し始め、昨年はKリーグ135試合に出場し、5ゴール2アシストを記録するなど、チームを準優勝に導いた」と説明している。

その上で、今回の試合の勝利について記事は「自分を諦めた祖国の前で堂々と復活宣言した」とし、邦本が東京五輪出場を目標にしていることを伝えている。

これを受け、韓国のネット上では「彼はスピードもパワーもある。韓国でもっと成長してほしい」「スポーツがくれる感動は国境を越えるね。日本人だけど応援する」「気苦労が多かったんだね。今回も慶南FCのボールになるとヤジがたくさん飛んだことだろう。韓国代表になってもらいたい選手だけど、本人の夢が日本代表で五輪出場なんだから、ぜひ選ばれてほしい」など温かい応援メッセージが相次いでいる。

その他「日本では個人的なスキルとパスがうまいだけだったのが、韓国に来て韓国式のサッカー技術をたくさん身に付けた。今や彼はメリットがたくさんある選手」「韓国でファイターになって日本代表になったらもっと大きくなれると思う。日本のスタイルではなく、Kリーグで試合に出場し続けたら、2年後には欧州でも十分通じると思う」と期待する声も多く上がっている。(翻訳・編集/松村)

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