中国選手がゴール直前でアフリカ選手を抜く=「素晴らしすぎる!」と称えるメディア、でもネットではツッコミ多数

Record China    2019年4月25日(木) 20時40分

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21日、上海テレビスポーツチャンネルの微博アカウント・五星体育が、上海国際ハーフマラソン男子の部で中国人1位選手のゴールシーンを映像で紹介したところ、ネットユーザーの多くは称賛ではなくさまざまな「ツッコミ」を浴びせた。

2019年4月21日、上海テレビスポーツチャンネルの微博アカウント・五星体育が、上海国際ハーフマラソン男子の部で中国人1位選手のゴールシーンを映像で紹介したところ、ネットユーザーの多くは称賛ではなくさまざまな「ツッコミ」を浴びせた。

21日に開かれた上海国際ハーフマラソンで、中国の呉向東(ウー・シアンドン)が1時間6分15秒で中国人選手中トップでゴールした。同アカウントが「中国男子選手第1位!最後に黒人選手を追い抜いた、素晴らしすぎる!」と紹介したゴールシーンの映像では、呉が全速力に近いラストスパートを見せ、並走していたアフリカ選手を引き離してゴールテープを着る様子が映っている。

映像を見ると、いかにも呉が全体の1位でゴールしたように見えるが、呉はあくまでも中国人の中での1位だ。全体の1位はエチオピア人ランナーで、呉の4分近く前にすでにゴールしていた。

それを知ってか知らずか、中国のネットユーザーは呉のゴールシーンにさまざまな「ツッコミ」を入れている。

まず、「誰も中国国旗を渡さないのか」との感想が多く見られた。これは、昨年末に国際女子マラソン大会でトップを走っていた中国人選手がゴール手前で係員から国旗を渡され「ウイニングラン」しようとしたところ、雨に濡れた国旗の重さでペースを崩し、外国人選手に抜かれてしまうというアクシデントが生じて大きな議論を呼んだことを指している。

また、並走していたアフリカ選手はそれほどスパートをかけていなかったことについて、「黒人選手が手を抜いたのは明らか」「空気を読んだんだな」という声も複数見られた。そして、「1位なのにゴールテープの準備が遅い。スタッフは何をしていたのか」と指摘する声もあったが、どうやら少なからぬユーザーが呉が全体の1位でゴールしたと勘違いしていたようだ。(翻訳・編集/川尻

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