家畜40万頭の大移動、春夏用の牧場へ向け高速道路を大行進―新疆ウイグル自治区

Record China    2013年3月23日(土) 18時9分

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21日、中国・新疆ウイグル自治区の2000戸あまりの牧畜民は、40万頭の家畜を、冬の放牧地であるボルタラ・モンゴル自治州から、春や夏の放牧地であるイリ・カザフ自治州に移動させている。

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2013年3月21日、中国・新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州のグルジャ(伊寧)市やグルジャ(伊寧)県、霍城県などの2000戸あまりの牧畜民は、40万頭の家畜を、冬の放牧地であるボルタラ・モンゴル自治州から、春や夏の放牧地であるイリ・カザフ自治州に移動させている。中国新聞社が伝えた。

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この大移動は今月15日から始まり、30日に終了する予定。同期間中は高速道路で大量の家畜が移動する光景を目にすることができる。毎年3月は同地区の家畜の移動時期だが、今年は例年より10〜15日ほど遅れているという。また、今ではトラックで家畜を移動させる牧畜民もおり、その数は13万頭に上る。

さらに、今の時期は羊の出産期であり非常に重要。そのため、現地の公安や衛生などの関連部門は牧畜民の家畜移動に協力している。現地当局は家畜の移動に補助金を支給するだけでなく、移動経路に3カ所の食料補給点を設置し牧畜民や家畜の食べ物を用意している。さらに、獣医も付き添いサポートしている。このほか、家畜の移動に使用されている高速道路は全長33kmで、うち15kmは家畜移動用の道路。家畜の移動が開始された今月15日から、毎日午前8時〜午後8時(現地時間)までの間、警察官を派遣し道路の交通整理を行っているという。(翻訳・編集/内山

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