4月24日の「中国宇宙の日」を迎え、中国紙・環球時報（電子版）は、中国の宇宙開発について取り上げた海外メディアの報道を紹介した。

記事によると、仏AFP通信は24日、「中国は『約10年』で月の駅を建設する」と論じる記事を掲載し、中国で宇宙開発を担当する中国国家航天局の張克倹（ジャン・カージエン）局長が同日、「中国宇宙の日」に合わせ行った講演で、今後10年以内に月の南極に研究用基地を建設する計画を発表したこと、さらに2020年までの火星探査機打ち上げと月探査機「嫦娥5号」の年内打ち上げを表明したことを伝えた。

また、エジプトメディアのカイロ・レビュー・オブ・グローバル・アフェアーズも23日、「中国が宇宙で欲していること」と題した記事で、中国の月探査機「嫦娥4号」が今年1月3日、史上初となる月の裏側への着陸に成功したのに続き、中国政府はそれに続くミッションを発表したと紹介。中国は、年内に「嫦娥5号」を打ち上げて月面の土壌サンプルを地球に持ち帰り、2024年に「嫦娥6号」を打ち上げて月の南極からサンプルを持ち帰り、2030年に「嫦娥7号」を打ち上げて月の南極の構造を調査し、2035年に「嫦娥8号」を打ち上げて研究用基地建設の基礎固めのために3Dプリントなどの重要な技術をテストする計画だと伝えた。（翻訳・編集/柳川）