市民の95%が自転車の盗難被害―上海

Record China    2007年4月5日(木) 11時45分

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上海では自転車の盗難が急増し、大きな社会問題になっている。ネット調査に答えた市民の95%が盗難の被害を経験し、その半数が過去に3台以上盗まれたと答えた。

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上海では自転車の盗難が急増し、大きな社会問題になっている。2007年4月1日に発表されたインターネット調査では、アクセスした市民の95%が盗難の被害を経験し、その半数が過去に3台以上盗まれた、と答えた。

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事態があまりに深刻なため、警察は今年3月より自転車盗難防止キャンペーンを実施、自転車窃盗団の摘発、盗難車の保管や売買に関わるグループの摘発などに重点を置いてきた。違法行為を発見通報した市民には2000元(約3万円)〜5000元(約7万5000円)の懸賞金を出す、とあれば、市民も一肌脱ごうというものだが、頭が痛いのは「盗難車を買った者も処罰される」という項目。

調査では自転車を紛失後、半数の人が中古品を購入している。また失くすかもしれない、これ以上お金を掛けたくない、という心理で、中古車市場へと足を運ぶ。市価よりずっと安価で取引されるこの市場、商品はすべて盗難品。つまり上海では、自転車を買っては盗まれ、中古市場に流されて売られ、また買っては盗まれて…という悪循環が起こっているわけだ。買い手がいるから売り手も窃盗をやめないと考えた警察はこの連鎖を絶つべく、今回、盗難車を買ったものも処罰するという条項を盛り込んだ。しかし市民は、新車を買ったところで盗まれない保障があるわけでなし、中古品を買うな、と被害者に強いるのは納得がいかない、と反応は冷たい。(翻訳編集・WF)

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