「避妊具つけて」と被害者に頼まれた暴行犯、使用した避妊具が証拠となり逮捕される―北京市

Record China    2013年3月21日(木) 13時46分

拡大

20日、昨年12月に北京市で発生した暴行事件で、犯人の男が被害者女性の「避妊具をつけて」という願いを聞き入れたことから、使用済みの避妊具が証拠となり逮捕された。写真は中国のDNA鑑定施設。

(1 / 4 枚)

2013年3月20日、新京報によると、昨年12月に北京市で発生した暴行事件で、犯人の男が被害者女性の「避妊具をつけて」という願いを聞き入れたことから、使用済みの避妊具が証拠となり逮捕された。

その他の写真

昨年12月、未明に仕事を終えた趙さんは、北京市豊台区の自宅へと歩いていた。自分の部屋のあるアパートの階段を上がろうとしたその時、マスクをした男が突然背後から現れ、片手で彼女の首を絞め、もう一方の手に持ったナイフを彼女に突きつけ、「静かにしろ!」と命じた。

男はアパート横にある公衆トイレの裏に趙さんを連れて行き、彼女に服を脱ぐよう命令。だが、趙さんは機転を働かせて男を自分の部屋に誘い込んだ。男は部屋の電灯をつけることを禁じたうえで、ナイフで脅しながらマスクで趙さんの目隠しをしたが、この時、彼女は「妊娠したくない。お願いだから避妊具をつけて」と懇願したため、男はこれに同意したという。

趙さんを暴行した後、男は彼女の部屋を去ったが、趙さんはすぐに男が使用した避妊具を持って警察に駆け込んだ。趙さんのアパート周辺では昨年11月から12月の間にマスクをした男による暴行事件が相次いでおり、携帯電話や現金を奪われる被害も出ていた。

今年1月10日早朝、付近一帯を張り込んでいた警察は、マスクをして自転車に乗っていた容疑者の男の身柄を拘束。男は当時、果物ナイフを所持していた。その後の取り調べで男はハルピン(黒竜江省)出身の37歳無職と判明。当初、男は容疑を否認していたが、趙さんの提出した避妊具に残された体液と、別の被害者女性の衣服に残された体液が、DNA鑑定で男のものと一致したため、強盗強姦罪容疑で逮捕、起訴された。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携