2019年4月22日、参考消息は、自身の数学レベルに対する中国人の評価に海外のネットユーザーから「謙虚すぎる」との声が上がったと報じた。

記事によると、世間には「数学がよくできない中国人はいない」との言い方があるそうだ。これが事実かどうかを確かめるため行動を起こしたのが海外のある自メディア（新興メディア）で、中国の街中で通行人に「1～10点まであるとしたら、自分の数学レベルに何点を付けますか」と尋ねたところ、多くの人が「4点」「5点」など「人並みレベル」との反応を示した。

だが、実際に「256の平方根は？」と聞かれた男性は「16」と答え、「12の二乗は？」「9の三乗は？」という質問を受けた女性らは「144」「729」と回答。その即答ぶりに海外のネットユーザーは「自分なら間違いを防ぐために1＋1ですら電卓が必要」「2×2でも電卓がないと安心できない」「アジア人の4点、5点は西側の人の8点、9点」などのコメントを寄せたという。

記事は、「中国人の数学の成績が他の国の人より上なのはなぜ？」と問われた人々が「中国の学生は早い時期に数学の深い知識に触れるから」「中国で数学はとても重要な科目」「中国の教育体制によるもの」と応じたことを伝えるとともに、米Q＆Aサイトの「Quora（クオーラ）」に「全ての中国人が数学、得意なの？」との質問が寄せられたと紹介。賛同者が多かったのは、「中国の学生の平均的な数学レベルが高いのは、家庭が数学教育を重視していることと関係がある。中国の子どもは幼い頃から暗算、珠算などを学ぶ。これが中国の学生の計算能力を高めている」との回答だったという。（翻訳・編集/野谷）