日本の「働き方改革」と中国の「996勤務」―華字紙

Record China    2019年4月24日(水) 13時50分

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23日、華字紙・中文導報(電子版)はこのほど、「日本の働き方改革VS中国式996」とする記事を掲載した。資料写真。

2019年4月23日、華字紙・中文導報(電子版)はこのほど、「日本の働き方改革VS中国式996」とする記事を掲載した。

記事はまず、日本で今月1日から、2018年に成立した働き方改革関連法が順次施行されていることについて、「残業時間に制限を設け、労働者に自由時間を返すものだ」とし、大きなポイントとして「時間外労働の上限規制」「同一労働同一賃金」「高度プロフェッショナル制度」の三つがあることを紹介。「日本ではかつて、残業文化が流行したが、近年は徐々に消滅し、社会の雰囲気は変わりつつある。政府から民間に至るまで、『社畜』的な残業はもはや評価されない。日本をルーツとする『過労死』は、残業文化を壊すための重要な力となっている」と論じた。

一方の中国については、テクノロジー業界などで「午前9時から午後9時まで、週6日の労働」という過酷な「996」勤務が常態化していることを紹介。今年3月には、プログラマーの間で有名なソフトウェア開発者向けプラットフォームのGitHub上で、「996勤務で病気になった人たち向けの集中治療室(ICU)」を意味する「996.ICU」プロジェクトが立ち上がり、20万人を超えるユーザーに支持されていることなどを挙げ、「急スピードで成長を続ける一部の中国企業においては、日本の昭和時代によく似た残業文化が生まれている」と論じた。

そして、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の残業時間は日本の比ではなく、それに関連した次のようなある笑い話が中国のネット上をにぎわせたと紹介した。

「ファーウェイのある部署が、日本人専門家を高給で雇った。彼は勤務初日、全体会議で自己紹介し、『私は仕事中毒で、よく残業する』と語った。ところが3カ月後、彼は会社を辞めてしまった。『あなたたちの残業は非人道的だ』という言葉を残して」(翻訳・編集/柳川)

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