斜め上を行く!韓国のユニークな飲酒作法―中国メディア

Record China    2019年4月22日(月) 23時50分

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中国メディア・経済日報は21日、韓国のユニークな飲酒文化を紹介する「韓国の酒文化は奥深い」と題したコラムを掲載した。写真は韓国の酒。

中国メディア・経済日報は21日、韓国のユニークな飲酒文化を紹介する「韓国の酒文化は奥深い」と題した同紙記者によるコラムを掲載した。

記者はまず、「韓国はその酒の消費量に関して『酒大国』と言え、仕事終わりには男女問わず多くの人が同僚や友人と酒を飲みに行く。夜10時前後は『タクシーが捕まらない』ピークの時間帯になる」と説明。「韓国人にとって酒といえば、国産の焼酎とビールがその主役。飲み会では焼酎とビールを混ぜて『爆弾酒』を作るのがオーソドックスだ。この『爆弾酒』は韓国語の焼酎(ソジュ)とビール(メクチュ)からとって、『焼麦』(ソメク)と呼ばれている」と紹介した。このほかにも「米酒(マッコリ)も度数が低いため遠出や登山に行くときによく飲まれ、果実酒である覆盆酒(ボクブンジャ)や、漢方薬剤と生米を発酵させて作る百歳酒(ペクセジュ)といった甘めの酒も愛されている」と触れた。

しかし、記者が本題にしたいのは韓国の酒の種類ではなく、その飲み方だという。記者は韓国人の酒の飲み方を、「激しく豪快。多種多様で奥深い」とまとめた。「大まかに分けて韓国人が酒を飲む場は友人らとの飲み会か仕事の付き合いになるが、どちらの場合にしても手酌はNGで、他人に注いでもらうのがマナーだ。乾杯の際も周囲の人の職務や上下関係に注意して、自分より目上の相手と乾杯するときは一般的に右手で杯を持ち、左手は右腕に添えるか胸の前に置くことで、相手に対する敬意と礼儀を示す。また、立場が上の人は正面を向いたまま酒を飲むことが許されるが、そうでない人は体をひねって違う方向を向いて飲まなければならない」などと説明した。

さらに「もし韓国で仕事の付き合いの宴会で飲むなら、何かしらの祝辞を述べることが求められる」とし、「祝辞を述べるときはステンレスの箸で食器か酒の瓶を叩いて鳴らし場を静かにした上で、まず1人が祝辞の前半部分を言い、あとの人が後半部分を3回復唱する。そして杯の中の酒を飲み干し、杯を起き皆で拍手をするのがしきたりだ」とした。

ほかにも、先ほど挙がった「爆弾酒」の作法についても「韓国ではどの店で使われるグラスも、ビールグラスであっても焼酎のショットグラスであっても大体同じ大きさで、『爆弾酒』を作るときはショットグラス2つを重ねたときにできる上の杯の底の線の高さまでビールグラスに焼酎を注ぎ、残りをビールで満たすのが目安とされている」と紹介した。

記者は最後に、より酒の場を盛り上げるために考案されたというユニークな飲み方を紹介。「韓国ではライトをつけたスマホをグラスの下に敷き、照らされたグラスに注がれた酒を『光明酒』と呼んだり、焼酎とビールの『爆弾酒』をスプーンでかき混ぜて泡だらけにしたものを『牛乳酒』と呼んだりする」とした。さらには「コーラを入れたショットグラスにさらに焼酎を入れたグラスを重ね、それをビールグラスに入れて最後にビールを注ぐことで、ビールの苦味のあとにコーラの甘みを楽しむことができるようにした飲み方があり、この飲み方には、四字熟語から『苦尽甘来』(ゴジンガムレ)という名前がつけられた」と紹介した。(翻訳・編集/岩谷)

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