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中国で「賢くなる薬」評判に、子に飲ませる親続出=専門家「精神に異変きたす恐れある薬物です」

配信日時:2019年4月21日(日) 19時50分
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中国新聞社など多くの中国メディアが2019年4月19日付で、インターネットを通じて販売されている「聡明薬(賢くなる薬)」の“正体”を紹介する記事を掲載した。成績を良くしようと多くの生徒や学生が使い、幼い子に与える親も続出しているという。専門家によると向精神薬の一種で、精神に異変をもたらす副作用の恐れもあるという。

改革開放の本格化以来、中国は厳しい競争社会に突入した。「より良い生活を獲得するためには、まず、良い学校に入らねばならない」「仕事場でも周囲を圧倒する成績を出さねば落ちこぼれる」といった考え方が定着した。

「賢くなる薬」は、試験でよい点数を取って名門校に入ることを望む生徒や、職場での成績を上げようと望む勤め人が「争うよう」に入手し始めたという。さらに、そこまでの意識のない幼い子に与える親も出ている。

薬剤師の冀連梅氏によると、「賢くなる薬」の成分はメチルフェニデートだ。一種の向精神薬で注意欠陥や多動性障害の治療に使われる。服用しても「賢くなる」わけではない。

北京市内にある薬物中毒者の治療を行う施設に勤める肖潔氏は向精神薬について、「完全に禁止されている違法薬物ではないが、長期間にわたって乱用した場合の害毒は軽視できない」と説明。メチルフェニデートの場合、興奮作用があるので短期的には「頭が良くなった」ような気がして、集中力も増加する。しかし長期的には怒りっぽくなったりうつ状態になるなど、精神に異変をもたらす恐れがある。

メチルフェニデートは、中枢神経興奮剤の一種と言うこともできる。冀氏は、医師の正しい指示に従って利用すれば治療に有効でありリスクもコントロールできるので心配はないと説明。患者に投与する場合には資格のある医師の処方が必要で、中国では医師の処方をさらに向精神薬の専門医師が承認してからでないと、使用できない。

「賢くなる薬」は多くの場合、SNSのグループを通じて販売されている。違法な薬物が出回る現象については、グループの管理者なども刑事責任を問われることになる。また、ネットを利用しての購入の場合、配送には宅配便を利用することになるが、薬品の宅配について業者は、集荷の際に内容物を確認することが義務付けられているという。

法律関係者は、ネット利用者が違法な薬物の販売行為を見かけた場合、当局に通報することが大切と指摘。「違法行為が存在する余地」をなくすことが必要との主張だ。(翻訳・編集/如月隼人)
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CRI online
2019年4月1日 23時25分
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