J-20ステルス戦闘機が低速飛行で驚くべき旋回性能―中国で動画出回り評判に

Record China    2019年4月21日(日) 8時0分

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中国メディアの新浪網は、最近になりJ-20が低空・低速時での際立った性能を示す動画がネットに投稿されたと紹介した。新浪網はJ-20の性能について「米国やロシアの第5世代戦闘機も色を失う」と表現した。

中国メディアの新浪網は2019年4月19日付で、最近になりJ-20(殲-20)が低空・低速時での訓練時に際立った性能を示した動画がネットに投稿されたと紹介した。新浪網はJ-20の性能について「米国ロシアの第5世代戦闘機も色を失う」と表現した。

動画撮影の具体的な時期や場所は明らかにされていない。新浪網はJ-20について、カナード(前翼)を採用している点でフランスが開発したラファール戦闘機と同様だが、ラファールのカナードが主翼に近いのに対して、J-20のカナードは主翼から遠いので、主に超音速飛行時の性能改善のためと説明。亜音速での飛行の場合、カナードの効果は水平尾翼に及ばないと論じた。

記事によると、J-20の主翼面積は米国のF-22やロシアのSu-57より大きいわけでないが機体は大きい。しかも、噴流の向きを変えることで推力の向きを調整する推力偏向型のエンジンを搭載しているわけでもない。そのため、多くの軍事ファンが、J-20の機動性はF-22やSu-57に劣るのではないかと心配していたという。

動画を見るとJ-20はかなりの低空飛行をしている。激しく急旋回を行い、主翼の上面に突然、白煙のようなものが出現する。機体の姿勢と方向性の急激な変化で空気が膨張して温度が低下したために水蒸気が細かい水滴となる現象だ。

記事は、低空で旋回するJ-20の動画が明らかになったので「現在はJ-20が急旋回についても優秀な飛行をすることがわかった。F-22が航空ショーで見せた動きにも劣らない」と主張。また、J-20は現在、エンジンとしてロシアのAl-31か自国のWS-10(渦扇-10)を使っていると指摘。推力では米国やロシアの新型エンジンよりも劣るが、将来は自国で開発中の大推力であるWS-15に換装されれば、J-20の機動力はさらに高い段階に到達すると主張した。(翻訳・編集/如月隼人

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