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世界一周の夢を実現させた在日中国人女性、次は日中を結ぶ「橋」を

配信日時:2019年4月25日(木) 23時20分
世界一周の夢を実現させた在日中国人女性、次は日中を結ぶ「橋」を
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写真集「一周」を発表した在日中国人の佐野由佳氏が、自身の幸福観や夢を語ってくれた。
世界一周旅行の夢を叶え、写真集「一周」を発表した在日中国人の佐野由佳氏が、自身の幸福観や日中交流に貢献したいとの思いを語ってくれた。

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「世界中を旅することにずっと憧れていました」と話す佐野氏がその夢を実現させたのは2018年のことだ。当時、佐野氏は26歳。「若いうちに行った方が今後の人生の役に立つはず」との思いからだった。

佐野氏は中国で生まれ、14歳の時に両親の仕事の関係で日本にやって来た。名古屋の学校に通い、最終的に東京大学大学院で修士号を取得。世界一周の方法として選んだのは「ピースボート」だ。18年9月にたった1人でネット環境のない船に乗り込み、「ライカM9」とともに108日間の旅をスタートさせた。

21カ国をめぐったこの旅について、佐野氏は「たくさんの印象深いことと出会いました。例えばジャマイカでは大切なライカをめぐって『強盗』と渡り合ったり…」とユーモアを交えて振り返る。実は現地には買い物客が店に荷物を預ける習慣があるのだが、佐野氏は店にいた警備員を荷物を奪おうとする「強盗」と勘違いしてしまったそうだ。他にもペルーではモグラとアルパカの肉を食べて丸2週間に及ぶ下痢を経験。アンデス山脈にあるマチュピチュではその景観に心を震わせ、モンテネグロでは危険度が極めて高い道を進んで美しい景色が広がる山頂にたどり着いたという。

旅行中に撮った写真をまとめた「一周」には、「写真集という形でたくさんの人と旅の経験を共有したい」という佐野氏の思いが詰まっている。佐野氏はこの旅によって「幸福」に対する自分なりの理解が得られたそうだ。「これまで、一生懸命に働いて収入を得ることがとても重要だと思っていました。でも、歌と踊りに幸せを感じるキューバの人たち、撮影のためだけに生きているようなツーリストなど旅先でさまざまな人と出会い、幸福とお金にそれほどの関係はないと考えるようになったのです。幸せになるための方法はたくさんあります。私たちは生活の中にある小さな幸せを大切にしなければなりません」と佐野氏は語る。

学業を終えた佐野氏は、「就職」ではなく「起業」の道を選んだ。イベント司会者、広告のイメージキャラクター、通訳者などとして日中両国で活動しようと佐野氏が立ち上げた会社は「Tokyo Transaction」。日本、中国での生活と多くの国を旅した経験で多文化交流の重要性を再認識したという佐野氏は、「私の力はごくわずかかもしれません。ですが、今後もやはりこうした方法で日中を結ぶ『橋』を作り、日中交流の中で活躍していきたい。世界の人々の相互理解、相手に思いやりの気持ちを持つことを後押しできれば」と力を込めた。(取材/レコードチャイナ編集部)
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